妹の名前は男の子っぽい【伏黒恵】

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恵「…別に虎杖と釘崎が決めたらいいんじゃないか？二人の歓迎会だろ」



とうとうスマホから顔を上げて助け舟を出す






春希『やっ、やっぱ私もお寿司にしよっかな〜なんて』






私と恵はもうなんでもいい



とりあえず何か食べたい






出来るだけ穏便に済ませるために、お寿司を選択する




ごめん…！悠仁！









野薔薇「いいわ。もうラーメンの口になったの。その代わりたっかいとこ連れてってちょうだい」






悟「まっかせなさーい！！好きなだけ食べな〜」



特級の財布をチラつかせる






悠仁「なんだよ釘崎〜結局ラーメンじゃねぇかぁ」



理不尽…と言いたげな顔の悠仁笑









五条先生を先頭に、悠仁と野薔薇がその後を続く





その少し後ろで、恵と二人でゆっくり歩く








春希『野薔薇、結局ラーメンだって〜笑』



恵「騒がしい奴だ」





お互い顔を見合わせて笑う








恵「お前、友達ができて良かったな」






春希『ふふっ恵もでしょ？…なんかすごく“お兄ちゃん”って感じ』




恵「お兄ちゃんだろ」







春希『うん、そうだね』




そして歩きながら恵にもたれかかる







恵「春希もたれるな重い」




春希『ちょっと、恵がどいたら私倒れちゃうよ』






嫌そうな顔をしながらも私をしっかり支えてくれる










前には悟がいて、悠仁と野薔薇という友達がいて、





隣には恵がいる









何気ない楽しい日々をぼんやりと眺める



















＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




続くと思ってた






忘れていたんだ








呪術師は、いつ日常が壊れるか分からないって








私たちは双子なの。二人で一人











だから、お願い








置いてかないで










『恵…！！』










私をひとりにしないで

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