妹の名前は男の子っぽい【伏黒恵】

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春希side




『この学校だね』
「この学校だな」




さすが双子の私たち



思わず揃っちゃった








校舎の近くをうろついてみる




…するとなぜか私たちの周りに人だかりができていた




春希『恵っ！どういう状況？？』



こっそり耳打ちしようと顔を近づけた瞬間、





生徒「「「きゃ〜〜！！♡♡♡」」」




エッ？ドユコト？？





そしていきなり恵が石像のように動かなくなった





混乱していると、




男子生徒「お二人、美男美女ですねぇ！付き合ってるんですかぁ？」




…ん！？


私たちのこと？




てか美男美女って照れちゃう！



まあもちろん恵はかっこいいけどね！ドヤッ(←美女)




男子生徒「ねぇどーなんですかぁ？」






…隣のめぐたんは機能してない



……私がやるっきゃない





ここで私の力を見せつけてやる！



何年悟に稽古つけてもらったと思ってんだ！！舐めんな！






スゥ




春希『私たち双子でぇーす☆』パチンッ







くぅ〜！はっずかしい……




ウインクまで決めてしまったではないか…





どうにか悟テンションで乗り切る




そして今だに恵は動かねえ









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

〜10分後〜



…どうにか抜け出すことに成功した



春希『疲れたぁ〜』






悟よう耐えてんね…


次からは助けてあげよ




脳のほんっと隅っこに刻む









…人だかりで気づかなかったが、なにやらグラウンドが騒がしい





恵「なんかしてる」




あっ、やっと恵姫のメデューサの魔法が解けた





春希『行ってみよー』








先生らしき人と生徒が砲丸投げをしてた





『へえーピンク髪の子30メートルだって！』





恵「世界記録…」





えっやば！そうなの！？





「凄いなアイツ呪力なし、素の力であれか」




『真希ちゃんと同じタイプかなぁ』



フィジカルギフテッド




ちょっと情報収集っと






ふむふむ


『ついたあだ名は西中の虎だって！』



『虎の式神として調伏しよっかな〜』





恵「ゴリラの間違いだろ」



確かに








あっさっきの子が走ってくる




式神になって〜ってアプローチしよっかなぁ








すれ違った瞬間、


チリッ





『特級呪物…！』





恵「急いで追いかけ…」






はっっや



思わず二度見したわ



やっぱ虎？？

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