魔法使い、幹部になりました？ (ページ28)

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総統命令ページ28

gr side

...ふむ、逃げてしまったか
静まり返る会議室

tn「お前ら！流石にあれはないやろ！！」
zm「せやぞ！！あんなに圧かけてビビるに決まってるやん！！」
ps「...っ、ごめん。そんなつもりはなかったんだ」

ut「でもどうするん？？Aちゃん逃げちゃったで」
tn「俺探しに行ってくる！！」

「まぁ待てトン氏、」
tn「っ、」

「ロボロ、カメラで彼女の追跡を。慣れてない此処では迷子になるだろう。それに、いざと言うとき彼女の秘密が分かるかもしれん」

zm「グルッペン！！まだ言うんか！！」

em「...もし、Aさんが私達の計り知れない力を持っていたとして、
どうするんですか、グルッペンさん」

計り知れない力を持っていたとして？？
ハッ、なにも分からなかったのか。

彼女は確実に“持っている“
あの眼、潰されまいと、悟られまいと必死に俺を睨む眼
素晴らしいっ！！息が上がる、顔が熱い。

「彼女を此処に引き入れる」

周りが騒ぎ出す

sya「そら、ゾム助けてくれたりしたけど流石にまだ怪しいで！？」
kn「せや！！！どこかの観光客だったらどうすんねん！！！」

「あの森はどこの国にも所属していないし、その可能性は低い」

口の端がつり上がっていくのが分かる、

「命令だ」
自分でも驚くほど低い声が出た

「彼女を俺の目に連れてこい」
幹部たちが、息を飲むのが分かる

嗚呼、俺は今どんな顔をしているだろうか