頂上 ページ6
『ん?看板がある…なになに?ツタを登れば頂上までもうすこし…途中で手を離さないように注意すべし…だって…』
エ「な、何で階段とか作らなかったんだろう…」
イ「いきなりハードになってる」
見る限り丈夫かよく分からないツタが1本上から垂れてきている
イ「取り敢えず登ろうか」
エ「う、うん」
『危ないなぁ』
登り終えて
『はぁはぁ…お、落ちるかと思った…』
エ「あ、また看板よえっと…足元に気をつけて慎重に進むべし…だって」
イ「も、もしかしてこれかな…?」
『ええっ!ますます危ないよ!』
看板の左に幅が狭く崩れてしまいそうなくらい細い道があった
渡り終えて
『な、何も無い?』
イ「いや、ここにツタが…」
エ「またツタ…」
イ「今度は降りるみたいだよ」
どうしたらこの細いツタを垂らそうと思うんだろ
降り終えて
『はぁ今度はなんだろう…』
イ「えっと…この先神の岩の頂上…ガケをよじ登って進むべし…最後まで決して気を抜くべからず…だって」
エ「降りたり登ったり…流石に疲れてきたね。確かに気を抜いたら危ないかも…」
『よし、頑張ろう!気を抜かずに慎重に登ろう!』
登り終えて
『前にあるのって洞窟?』
イ「いや頂上って書いてあったしここはすぐに抜けられるんじゃないかな」
エ「よーし!あともうすこし!頑張ろ!」
『うん!』
雨も少し強くなってきたし急ごう
エ「はぁ。惜しいなー…天気が良かったらきっと絶景が見れたはずなのに。」
ゴロゴロッ
エ「は、早くお祈りを済ませないと…」
『そうだね』
ゴロゴロッ
ピーッッ!!
エ「えっ!?」
『な、なに!?』
鳥…でも少し違う…これは…
ブォンッ
ピーッッ!!
『こ、こっちに向かって…!』
エ「きゃっ!」グラッ
『エマ!!』
エ「た、助けて!」
エマが崖から落ちそうになってる!!
『お兄ちゃん!!』
イ「わかってる!!」
私とお兄ちゃんはエマの腕を掴んで思いっきり引っ張った
『もう…すこし…!』
ビューッ!
ま、魔物がこっちに…!
ピカーッ
『えっ!?お、お兄ちゃんの手が…!』
お兄ちゃんの手が光ると同時に空から雷が魔物めがけて落ちてきた
雷に当たった魔物は黒焦げになり下に落ちていった
『エマ大丈夫?!』
エ「うん。大丈夫よ。それにしても…助かったのね私たち」
エ「でも不思議だわ…まるでイレブンが雷を呼んだみたい」
『お兄ちゃんそのアザ…さっきから光って…』
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作者名:キャンディ | 作成日時:2017年9月11日 0時