木こり ページ40
イヌくんがいた脇道に行くとそこには不思議な形をしている根を見つけた
『お兄ちゃん…アザが…』
イ「本当だ…反応してるのかな……?」
カミュは根っこを見るのに必死でこちらの会話には入ってこない
『手…かざしてみたら…?』
イ「……わかった。かざしてみる」
お兄ちゃんが手をかざすと根、そしてお兄ちゃんの周りが光に包まれた。僕とカミュも。
おじさんが陽気に歌を歌っている
「カッコンカココン木を切るべ〜♪
オラは木こり森の恋人〜♪
は〜ぁよっちょれよっちょれよぉ〜♪
……なにィーー!!」
おじさんの目の前には壊れた橋
「昨日直したばかりの橋がまっぷたつ!またいちからやり直しだ!誰だべやこんなヒドイことする奴は!」
シュッ
「ジャジャーン!それはこのオレ…いたずらデビル!」
橋の下から勢いよく出てきた
「せっかく壊した橋を直されてたまるか。これでもくらえ!いたずら変身ビィ〜〜ム!」
そう言っていたずらデビルは指からピンク色の光をおじさんに向けて打つ
「ぎょえーーっっ!!」
そしてその光を浴びたおじさんは姿をイヌに変えられてしまった
「ワンッ!」
「ケッケッケー!いたずら大成功!木こりをイヌにしてやったぞ!オイラやっぱり天才かもね〜
さーてとっ!次はどんないたずらをしよっかなぁ〜♪」
そう言うといたずらデビルは飛び跳ねてどこかに行ってしまった
視点が変わった…?
いたずらデビルが目の前を通り奥にある宝箱に近づく
「そういやこの宝箱は空っぽだったな。しめしめ…。それじゃあお次はこの宝箱の中に隠れて…♪」
ふっ…
カ「……今の光景はいったいなんだ?イレブン…お前この光根っこに…何かしたのか?」
カミュにも見えていたらしい…
「くぅーん…」
カ「マジか…このワンコロが木こりのおっさんだってのか…?」
『そう……みたいだね』
カ「やれやれ…牢を出てからおかしなことばかり起きやがる。勇者さまとの旅は退屈しそうにねえぜ…。まあどの道橋が直らなきゃオレたちはこの森から出られないか……」
そうだった橋があのいたずらデビルとか言うやつにバキバキにされていんだった
カ「…さっきの光景が本当ならこのワンコロが橋を直せる木こりなのかもしれねえ。魔物の入った宝箱を探して確かめてみないか?」
イ「そうだね。確かめよう」
カ「じゃまずは来た道を戻って怪しいところを調べてみようぜ!」
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作者名:キャンディ | 作成日時:2017年9月11日 0時