準備 ページ11
『お、お母さん…これは……』
ペ「うーん…イレブンと同じ服を着せたいんだけどねぇ…」
朝早くから私はお母さんに髪や着る服を決められていた
『い、いや…』
ペ「いっそのこと髪を切っちゃおうかしら…」
『えぇ!?』
しばらくして
私はやっと着替えを済ませることが出来た
『お母さん…私…なんでお兄ちゃんと同じような格好なの?』
ペ「だって!大切な娘を旅にだすのよ!万が一のことがないようによ」
『万が一って…』
イ「母さんおまたせ」
ペ「うぅ…本当に立派になって…。その姿おじいちゃんにも見せてあげたかったわ…」
イ「A…髪切ったの?」
『うん…仕方なくだけどね…』
ペ「イレブン、A忘れちゃダメだよ。あんたたちは村でいちばん勇敢だったおじいちゃんの孫なんだからね」
私たちはうなずく
ペ「この先何がおきてもあんたたちだったら乗り越えられるってお母さん信じてるわ。だから頑張ってくるんだよ」
『うん!私がんばってくるよ!ね!お兄ちゃん!』
イ「うん。絶対に帰ってこよう」
ペ「あ、そうだわイレブン。はなむけとしてあんたの荷物の中に二人分のお金を入れておいたからね。」
ペ「あと…Aおいで」
『ん?なぁに?お母さん』
ペ「これ」
渡されたのは花の柄が入っている宝石だった
『わぁ!綺麗!』
ペ「あげるわ。」
『ありがとうお母さん!』
ペ「あ、デルカダール王国に向かう前に村の道具屋でしっかり旅の準備をしていくんだよ」
イ「うん」
ペ「さぁ!村のみんなも あんたたちの旅立ちを見送ろうと集まってるわ!準備が出来たらあんたたちも来るんだよ」
お母さんはそう言うと玄関から外へ出ていった
『お兄ちゃんまずは道具屋さんに行こう』
イ「うん」
in道具屋
やくそう…買った
どくけし草は…一応買う
イ「必要な物は買えたかな」
『そうだね』
オバチャン「頑張ってくるんだよ!」
『ありがとう!』
私たちは道具屋を後にした
『あ、マノロ!』
マ「あ、Aねーちゃん!イレブン!ねぇねぇ2人って今からデルカダール王国に行くんでしょ?いいなぁ。羨ましいなぁ。」
『きっと大きな王国なんだろうなぁ』
マ「デルカダール王国はこの村を出てずっと北に行ったことにあるらしいよ。すっごい遠いんだって!」
『北…』
イ「遠いんだ…」
マ「でもねイシの村とちがって人がいっぱいいるらしいよ。すっごいにぎやかなんだって。」
『ありがとうマノロ。』
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作者名:キャンディ | 作成日時:2017年9月11日 0時