性悪女子とドS男子【国見英】

24 烏野高校のみんな ページ25

.









ぴぴー！




「「「ありがとうございました！」」」







練習試合終了。結果はうちの負けだった。


まああの速攻には敵わんな〜ってみんなぎこちなく笑う。




烏野も、結構今年強いな。


そう思いながらドリンクボトルを洗いまくった。









.









日「雪城さん！」




烏野高校のみんながバスに乗り込んでいる時、日向に声をかけられた。


その声に私は振り返る。







「なにー？」


日「乗ってかない！？」







そう言いながらバスを指差す日向。


え？




仮にも敵チームだけど、いいんかな。







武「雪城さんって、日向くんと家近いんだよね…？青城からだったらもっと遠いから、せめて烏野から帰ったらって思ったんだけど、、」






おお！！そうなのか。


武田先生の言葉に目を輝かせる。




確かに私の家は青城から超絶遠かった。バス通学だしね。


だからこの言葉はありがたい。とっても誘いに乗りたい。






及「えーっ、烏野の人たちと帰るの〜？」






及川さん残念！という彼にあっさり別れを告げると、自分の荷物を抱えてバスに乗り込んだ。






「みなさんじゃあ明日の練習で！お疲れ様でした！」






にこっと笑ってバスのドアを閉める。


まあ、なんなんだろうなこの状況。





敵チームだらけのバスに、乗り込んでしまうアホなマネージャーですみません。


情報は漏らしませんから。









.

25 相席→←23 話が弾む

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す