diary＊19 ページ20
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◆◇◆
「先生プリント！」
「先生はプリントじゃありませーん」
ガチャッと大きな音を立てて扉を開ける。
今日は二度目の理科準備室に来た。
今回はちゃんと用があって。授業中寝てたら宿題プリント出し忘れてて、放課後提出しに来たのだ。
またコーヒーを作ってる。カップが二つ。また苦いの淹れられるのかな、飲みたくないなぁなんて思っていると、テーブルに置かれたカップの横には砂糖とミルクが。
「あれ、置いてたんですか？」
「この間苦いって言ってたから買っといた」
「また私が来ると思ってたんですか？」
「んーなんだろ、いつか来ると思ってた。今日みたいに居眠りして焦って来るかなって」
バレてたか、と苦笑いを浮かべながら砂糖とミルクをコーヒーに入れ一口飲む。
「どう？飲める？」
「ん、美味しいです」
「よかった」
私が飲めることを確認した先生は自分のコーヒーを啜る。
甘くなったことで前回より飲むペースも早くなり、コーヒーが半分くらいになった頃先生に話しかけた。
「私バレずに居眠りするの得意なのに」
「Aさんは8割寝てるよね」
「だって理科つまんないんですもん」
「正直に言うなぁ」
ハハ、と笑う先生につられて一緒に笑う。
「なんで理科教師してるんですか？」
「俺も別に理科自体は特別好きじゃないよ？」
「え、じゃあなんで」
「ココに入れるから」
？と部屋を見渡す。
「理科準備室って他の教師は用がないから入ってこないでしょ。一人でくつろげる特別な空間が欲しかったの」
「つまり職権濫用てことですね」
「いや言い方悪っ」
「そんなだから授業つまんないんですよ〜」
「失礼だなぁ。俺の授業割と好評なんですケド。寝てるのAさんぐらいだからね？」
「そんな目につきます？」
「うん、自然と目がいく」
コーヒーに落としていた視線を先生に向けると、カチリと黄金色の瞳と目が合う。
その瞬間、ぶわっと体に何か走った感覚がして咄嗟にコーヒーを飲み干して立ち上がった。
「ご馳走様です。お邪魔しました！」
ドアノブに手をかけると、Aさん、と後ろから声をかけられる。
「またおいでね」
「……はぁい」
振り返ることなく部屋を出た。
特別な空間。
そこにいてもいいって言われたみたいで。
思えばこの時から罠にかけられてしまったのかもしれない。
◆◇◆
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sana＊(プロフ) - 優杏さん» 思ったよりかっちゃんの出現頻度が増えまくっていて私もどうしようか悩んでおります…笑 ホークスいっぱい出せますように🥺笑 (2022年1月8日 20時) (
レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
優杏(プロフ) - ホークスと夢主がどうなるかドキドキしながら読ませてもらってます。ホークス早く出てきてくれ、、😇 (2022年1月8日 8時) (レス) @page28 id: 285be3b13c (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 優杏さん» えぇそんなこと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです🥺💓通知ちゃんと行くように頑張ります！😳ありがとうございます！😊 (2022年1月8日 3時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
優杏(プロフ) - 毎日毎日更新されるのを楽しみに待ってます。通知来るたびにこの作品じゃないかとすぐ見にきてしまうくらい楽しみにしてます。。 (2022年1月7日 23時) (レス) id: 285be3b13c (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - ステラさん» よかったぁ😭💖ホークス好きさんがいっぱいいて嬉しいです！☺励みになりますありがとうございます！😊❤ (2022年1月6日 13時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年12月10日 2時
