第十六話 ページ18
Aside
落ちたんだよ？なんでそんなに嬉しそうなの？
ゾム兄は……そんなに私と同じ学校に行きたくなかったの？
私はそんなことを思っていた。でも、ゾム兄と父さんの答えは、予想を遥かに上回る衝撃的な答えだった。
zm「だってAと一緒に学校行けるやん！」
……は？
え、私落ちたよね？頭大丈夫？？？？
父さんだってもう泣きながら頷いているし……
『ちょっと……私落ちたんやで？』
私がそう言うと、2人は心底何を言っているか分からないとでも言うような顔をして、
私に聞いた。
zm「え、Aの番号って3852番やんな？｣
『うん。その筈やで？』
zm「じゃああるやん。
1番上に。」
そう言って、ゾム兄は紙の1番上の方を指さした。
いや、は？？？？？
私が戸惑いながらゾム兄の指さした方を見ると、
【首席】
·3852番
【一般合格】
·1233番
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『う、受かってる……？？？？』
zm「せやで！！これからはAと2人で学校行けるんやで！」
zm兄に言われて、私は肩の力が抜けて座り込んでしまった。
zm「？！A大丈夫か?!」
『う、受かった……良かったぁ……』
そう言うと、ゾム兄はにっこり笑って、優しく
zm「お疲れ様」
と言ってくれた。
ちなみに父さんは、興奮した様子で母さんに電話を掛けていた。
私も興奮気味だった為、私の事を見ていた影に気づかなかった。
？「あの女ッ！！私のゾム君と馴れ馴れしくしやがって……！！1番は私だけでいいのよッ！！！
……そうだわ……アイツを絶望のどん底に突き落としたらいいのよ。そしたらゾム君も私に振り向いてくれる……！！待っててねゾム君♡私が目を覚まさせてあげるから♡」
その影の手には、受験番号1233番がぐしゃぐしゃになって握られていた。
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通りすがりのドラマーさん(プロフ) - あさん» コメント有難うございます！！！！お疲れが取れて良かったです…！更新頑張ります！ (2021年5月10日 18時) (
レス) id: 69c54849b3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - はぁ、、、すしなんだけど(？)更新頑張ってください！この作品のおかげで疲れがとれましたありがとうございますこれからもおうえんしています！← (2021年5月10日 1時) (レス) id: 60a485a3f1 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのドラマーさん(プロフ) - ルナさん» コメント、暖かい御言葉ありがとうございます…！その言葉に凄く救われます…。これからも頑張ります！笑 (2021年2月14日 2時) (レス) id: 69c54849b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - この作品が好きです！作者様のできるペースで良いので更新待ってます。更新が遅くなろうとも待ってます！応援してます！ (2021年2月11日 9時) (レス) id: b099088b0b (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのドラマーさん(プロフ) - コメントありがとうございます！あ、そうか……ｼﾞｭｲｰﾝにするって言う手もありましたね……笑 某テレビ番組しか思いつきませんでした！笑 (2021年2月10日 17時) (レス) id: 69c54849b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりたにあおい | 作成日時：2020年9月29日 20時
