9.チェックメイト ページ10
お色気はもう一回外に出ようと試みるが、警備兵達が来ているためこの作戦はやめた方がいいと思い
「お前達、また走るぞ」
しんのすけ達をコンテナから下ろした。
「真っ直ぐ進んでくれ」
先にしんのすけ達を行かせ、お色気は足元にあった銃を警備兵達に向かって打つ。
警備兵達には当てず、銃弾は壁や床に当たり警備兵達の進行を止めた。
「クソッ！！」
弾が切れるとお色気は銃を捨て、急いで自分もしんのすけ達の元へ向かった。
次にお色気達が向かったのは、非常用脱出ポットが並んでいる部屋だ。
お色気はとりあえずこの船を出ようと考えた。
「このドラム缶みたいなの何ですか？」
「脱出ポットって言ってな、これに乗って地上に降りられるんだ」
「だったら、最初からここに来れば良かったんじゃない？」
「あぁ、アイツに期待した俺が馬鹿だったよ……」
「アイツって？」
「あ、いや、なんでもない。急ぐぞ」
会話を切り上げ、一同はすぐに我に返り脱出ポットに近づいた。
みんなで乗り込むため、出口に一番近いポットを開けた。
「……ッ⁈」
「やぁ、遅かったじゃねぇか。待ちくたびれたぜ」
しかし、そのポットの中には幹部のバレルが待ち構えていたのだ。
そして、他の幹部二人と多くの警備兵が部屋に入って来た。
完全に逃げ場を失ったお色気達は大人しく捕ま……
「よぉ！」
「よぉじゃねぇよ、よぉじゃ！お前もさっさと行くんだよ」
いや一人動じてないのがいた。
「そこで生活しているの？」
「してねーよ」
「わかった！かくれんぼしてたんだ！」
「してねーって！」
「じゃ、今度はオラが鬼ね。もーいーかーい？」
「え？お、おい！ちょっと待てよ……」
バレルが慌ててポットから出る。
「も〜い〜か〜い？」
「まーだだよ〜、って……」
バレルはようやく自分の失態に気が付いたらしく、酷く馬鹿らしくなった。
「足の短いおじさんみーっけ！」
極め付けこの言われようだ。
「フン……」
バレルの馬鹿らしいザマを見てお色気は鼻で笑う。
それが気に食わなかったらしく
パチンッ
バレルはお色気の頬を叩いた。
「女を殴る男は最低だってかーちゃんが言ってたぞ！」
「うるせぇ！頭にくる連中だぜ！」
そう言ったバレルだったが、流石に今の自分がカッコ悪く思ったのか
「おい、ママ！こいつを可愛がってやれ！」
「オーケイ」
その後の制裁はママに任せることにした。
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ペロンソ(プロフ) - るんさん、ありがとございます！るんさんみたいなブタのヒヅメ夢を探している方々に楽しんで頂けるように頑張ります！多忙&掛け持ちでスーパーナメクジ更新ですが、出来るだけ更新していきたいと考えていますので、温かい目で見守ってください(^-^) (2022年12月22日 22時) (
レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
るん - ブタのヒヅメ夢ｯ…ずっと探してました！これからも頑張ってください！ (2022年12月19日 4時) (レス) @page6 id: c0a1804671 (このIDを非表示/違反報告)
ペロンソ(プロフ) - 元七都さん、ありがとうございます！かなり癖の強い設定なので、反感が多いだろうなと思っていましたが、そう言っていただけて嬉しいです^_^ (2022年8月11日 12時) (レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
natuishi0709（元七都）(プロフ) - 面白いです!続きを楽しみに待ってます! (2022年8月4日 17時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペロンソ | 作成日時：2022年5月12日 1時
