10.作戦開始 ページ11
お色気はママの前に連れて行かされ、体格に差がありすぎる二人が向かい合う。
相手はプロレスラー並の体型の持ち主。
普通の女なら怯えても仕方ないが、お色気は勇ましく立ちはだかっている。
「もし私に勝てたらガキは逃してやるよ」
「そんな約束すると後悔するぜ」
「後悔したのはいつ？今日かい？……ハッハッハッハッ！ガッハッハッハッハッ！」
「大丈夫か？お前」
「……」
ブレードが笑い終わると、気を取り直して二人は睨み合い。
「来い！」
「はぁーっ！」
お色気の声がゴングとなり、ママがお色気に襲いかかった。
ママのパンチを避け、お色気はママの顔に蹴りを食らわせる。
顔をやられて怯んだママにお色気は次々と強力な蹴りを食らわせた。
「調子に乗るんじゃねぇ！」
しかし、体制を持ち直したママがお色気の足を掴み、力ずくで放り投げる。
テクニックも何もない力任せの技だったが、威力は絶大だった。
お色気は脱出ポットに叩きつけられ、苦しそうにその場に蹲る。
「お姉さん！」
しんのすけがお色気を心配して近寄る。
「しんちゃん、そのまま聞いてくれ。何も聞き返すなよ」
そうこれはお色気の演技だ。
今ここでこのママを倒したとこでみんなを逃してもらえるわけがない。
それならば、なんとかこの状況を利用してしんのすけ達だけでも逃そうとしているのだ。
しんのすけに作戦を全て説明し終えたお色気は
「せい！」
近くにいた警備兵を蹴り飛ばす。
油断して近づいて来たママもお色気を捕まえようとするが、避けられ後ろへ回り込まれた。
「ほらこっちだぞ、メスゴリラ。次はどこを蹴ってもらいたい？言ってみろ」
「ぶっ殺すッ！！」
お色気の挑発にまんまと乗り、ママは逃げ回るお色気を追いかける。
逃げては蹴り、逃げては蹴りを繰り返していると
「お姉さん！」
脱出ポットに乗ったしんのすけが声を掛ける。
「そのままハッチを閉めろ！」
「おい、ガキどもを捕まえろ！」
バレルは慌てて警備兵達に命令を下すが、警備兵達はお色気とママの交戦に巻き込まれてしんのすけ達の元へ近づけなかった。
ガチャ
ハッチが閉められたことを確認すると、お色気はママとの闘いを一旦中断し、ボタンを操作して出口の窓を開けた。
後は脱出ボタンを押すだけだ。
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ペロンソ(プロフ) - るんさん、ありがとございます！るんさんみたいなブタのヒヅメ夢を探している方々に楽しんで頂けるように頑張ります！多忙&掛け持ちでスーパーナメクジ更新ですが、出来るだけ更新していきたいと考えていますので、温かい目で見守ってください(^-^) (2022年12月22日 22時) (
レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
るん - ブタのヒヅメ夢ｯ…ずっと探してました！これからも頑張ってください！ (2022年12月19日 4時) (レス) @page6 id: c0a1804671 (このIDを非表示/違反報告)
ペロンソ(プロフ) - 元七都さん、ありがとうございます！かなり癖の強い設定なので、反感が多いだろうなと思っていましたが、そう言っていただけて嬉しいです^_^ (2022年8月11日 12時) (レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
natuishi0709（元七都）(プロフ) - 面白いです!続きを楽しみに待ってます! (2022年8月4日 17時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペロンソ | 作成日時：2022年5月12日 1時
