6.怖がらせ大会 ページ7
入学手続きを終えてキャンパス内を見回った二人は寮に向かうために中庭を通っていた。
今、中庭は新入生を引き入れるために様々なクラブが必死に勧誘していてとても賑やかだった。
「マイクは何かクラブする？」
「クラブなんてしてる暇ないよ。しっかり勉強に集中しなきゃ。ココは？」
「折角だし何かやりたいな〜」
文化系や運動系の他におかしな名前のクラブがあるのに気がついた。
弁論や天文などのやる事の名前ではなく、ギリシャ語のアルファベットが使われた名前のクラブだ。
「マイク、あれ何のクラブかな？」
「あぁ、あれは社交クラブみたいだよ。活動っていうよりも、気の合う仲間で集まるグループみたいなやつじゃない？」
「あぁ〜、会社でよくあるどっちのお局につくかみたいなやつね」
「違う。勉強出来ないくせに変な知識だけはつけてくるんだから……」
「えへへ〜///」
褒められてもないのに照れているコーデリアに、呆れつつもこういう性格だと慣れたマイクはツッこむことを放棄し、その空気感のまま再び二人は寮に向かおうとする。
「学生クラブ管理委員会は怖がらせ大会を主催しています」
「「怖がらせ何⁈」」
ふと聞こえてきた学生クラブ管理委員会ことグリーク・カウンシルの委員長、クレアの言葉に間髪入れずに二人は反応する。
そんな二人に動じずクレアは説明を始めた。
怖がらせ大会は毎年行われる、どの社交クラブが一番怖いか競い合う大会らしい。
何があったのかわからないが、去年は何人も病院送りになる程、すごく危険だという。
「でもこれはチャンスだ！自分が一番強いってみんなに証明できる！」
説明を聞いてとても危険な大会だと理解したが、二人は好奇心に溢れた目で渡されたチラシを見つめた。
この二人には今は怖いものはない、自分達は最高の怖がらせ屋になれるという強い希望を抱いているのだ。
「怖がらせ大会の参加は……」
「社交クラブ内で組んだチームでの参加……」
………
「「無しだな/無いね」」
マイクは『クラブに入っている暇はない』、コーデリアは『何かするだけのクラブならまだしも、知らないモンスターと必要以上に馴れ合うのは嫌だ』という理由で大会への参加をあっさりと諦めた。
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※再び慌ただしくなったので、しばらく更新できません。ご迷惑をお掛けしますm(_ _)m
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ペロンソ(プロフ) - アンズさん、ありがとうございます！！少し前の映画なので需要はあまりないかな？って思っていましたのでそう言っていただけて嬉しいです♡慌ただしい大学に通っていますので、可能な限り更新していきます！(*´꒳`*) (2022年8月7日 4時) (
レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - MUで夢小説書いてくださるの需要しかないです……！面白いので是非更新していただきたいです！(ㅅ˙ ˘ ˙ )♡ (2022年8月6日 0時) (レス) @page14 id: af5bfd0de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペロンソ | 作成日時：2021年11月6日 8時
