2.絶叫フロア ページ3
ペアの子と仲良く手を繋ぎながら、子供達は絶叫フロアまで案内してもらった。
実際にここで怖がらせ屋と呼ばれるモンスターが人間の子供の悲鳴を集めているのだ。
丁度、怖がらせ屋達が絶叫フロアに入って行くところだった。
「やぁ、みんな！学校の遠足で来たのかな？」
一人の青色のモンスターが話しかけてきた。
「はい、どうすれば怖がらせ屋になれるのか見学しにきたんです」
「君達運がいいよ！僕がどうなってなったのか教えよう。ここで勉強したんだ」
青色のモンスターは被っていた帽子のロゴを前に持ってきた。
それはモンスターズ・インクとよく似たMUというロゴだった。
「モンスターズ・ユニバーシティ、MUだ。一番の怖がらせ学校だよ」
「一番はフィアー・テック大学だ」
これまた怖そうな緑色の巨体のモンスターが青色のモンスターを小突く。
「どうかな？僕達を見てどっちがいい学校か決めてね」
そう言いながら青色のモンスターは近くにいたマイクとコーデリアに向かって小さな声で『MUだよ』と囁いた。
そしてすぐに、怖がらせ屋の仕事が始まった。
するとみんなは大興奮、ラインのギリギリまで隙間なく密集し、仕事を見学している。
「見えないよ〜！」
出遅れてしまったマイクとコーデリアは後ろの方になってしまい、マイクからじゃ全く絶叫フロアが見えない。
「任せろ！掴まってマイク」
そう言うとコーデリアは尻尾を伸ばしていき、自身の腹が地面につくくらい等身を縮めた。
マイクが頭にしがみつくと、今度は体重を支えきれる限界まで尻尾を垂直に伸ばし、自身の等身を高くした。
「凄ーい！奥の方まで見えるよ！」
こうするとコーデリアそこらの大人のモンスター並みに背が高くなるため、絶叫フロアの隅まで見渡すことができる。
言わば一人だけ特等席で見学しているようなものだ。
「ワゾウスキなんかが見ても意味ないくせに……」
マイクに嫉妬している男の子がわざと聞こえるようにボソリと呟いた。
当たり前だが、マイクはその言葉を聞いて肩を落とす。
しかし、一番その言葉に苛立ちを覚えたのはコーデリアだった。
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ペロンソ(プロフ) - アンズさん、ありがとうございます！！少し前の映画なので需要はあまりないかな？って思っていましたのでそう言っていただけて嬉しいです♡慌ただしい大学に通っていますので、可能な限り更新していきます！(*´꒳`*) (2022年8月7日 4時) (
レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - MUで夢小説書いてくださるの需要しかないです……！面白いので是非更新していただきたいです！(ㅅ˙ ˘ ˙ )♡ (2022年8月6日 0時) (レス) @page14 id: af5bfd0de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペロンソ | 作成日時：2021年11月6日 8時
