14.ジョニー撃沈 ページ18
マイクを追いかけてコーデリアはクラブハウスの外に出た。
「マイク〜！！」
辺りを見渡してもマイクの姿は見えない。
どうやら見失ってしまったようだ。
草むらやゴミ箱の中まで、しばらくマイクを探していると、広場の方が騒がしくなった。
よく目を凝らして見てみると、マイクがいるのが分かった。
「マイクいたー！探したぞこの野郎！！」
「ココ……」
コーデリアはマイクに近づくと、目の前にいるRΩRのメンバー達を視界に入れずにそのままマイクを抱き上げて撫で回した。
先程まで楽しそうに会話をしていたハビエルがいるのにも関わらずだ。
「これはこれは……豚に真珠とはこのことかな」
相手にされず屈辱を感じたのか、リーダーのジョニーはマイクに向けて皮肉を呟いた……お前が彼女といても無駄だということをだ。
しかし、マイクよりもこの類の悪口に反応するのがコーデリアだ。
「ハァ⁈この野郎、誰が豚……ッ、テメェもゴリラの亜種みたいなもんじゃねぇか！」
「ご、ゴリラ……？」
愛らしい見た目のモンスターから突如浴びせられた罵声に、驚いたのか傷ついたのかジョニーは固まってしまう。
「ちょっ、ココ……」
「それに面と向かって人のこと悪く言うなんて最低！」
いや、お前も大概酷いぞ……とマイクを含めたモンスター達は考えたが、ジョニーの方が先に仕掛けたため誰も文句を言わなかった。
言い訳する隙もなく、完膚なきまで言い返されてしまい、ジョニーがすっかり意気消沈してしまった頃
「行こうマイク。もう帰ろ、私も眠たいし」
コーデリアはマイクを自分の尻尾に乗せ、RΩRのメンバー達に背を向けて去って行った。
ナンシーに先に帰ると連絡して、ココは学生寮の方へと向かった。
「助けてくれたのはありがたいけど、お前って相変わらず怒ったら口が悪いな。初対面であの発言はやめておいた方が……」
「私意地悪な人嫌い！」
マイクが軽く注意するが、コーデリアは聞き入れる気はないようでプイッと顔を背ける。
コーデリアのこの性格は昔からだ。
マイクのことを酷く言う輩にはいつもの無邪気な口調から一変し、荒々しい言葉遣い(言葉のチョイスは謎)になってしまうのだ。
「私のこと豚だってさ、本当最低ッ！！」
「あ、そっち？」
しかし、今回ばかりは違ったらしい……。
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ハビエルパイセンの移動速度がヤバいとか知らん(開き直り)
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ペロンソ(プロフ) - アンズさん、ありがとうございます！！少し前の映画なので需要はあまりないかな？って思っていましたのでそう言っていただけて嬉しいです♡慌ただしい大学に通っていますので、可能な限り更新していきます！(*´꒳`*) (2022年8月7日 4時) (
レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - MUで夢小説書いてくださるの需要しかないです……！面白いので是非更新していただきたいです！(ㅅ˙ ˘ ˙ )♡ (2022年8月6日 0時) (レス) @page14 id: af5bfd0de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペロンソ | 作成日時：2021年11月6日 8時
