12.クラブパーティー ページ16
その日の夜。
「緊張する。人気者と仲良くなれるかな……？」
コーデリア、ナンシー、ランドールの三人は学生クラブが各々開催しているパーティーに参加しようとしていた。
初めてのパーティーということで、特にランドールは人気者に気に入ってもらおうとカップケーキまで焼いて気合十分だ。
「大丈夫、自信持ちな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
「店開けるよこれ！！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
「ありがとう。でも、これ以上食べないで……」
ランドールのカップケーキを頬張りながら、コーデリアとナンシーはランドールを励ます。
色々と議論はあったが、とりあえずJOXのクラブパーティーに向かうことにした。
ランドールは人気者を見つけて、二人を置いて足速にクラブハウス内に入って行ってしまった。
ナンシーもクラブハウスに入ろうとするが、コーデリアだけは何故か入りにくそうにしている。
「どうしたの？そんなにもじもじして」
「いやぁ〜、パーティーって初めてなもんで///」
「へぇ、こういうところ慣れてそうなのに意外ね」
「あはは……///」
「ほら、行くよ。別に食われたりしないわよ」
「あ、待って、心の準備が……！！」
はにかんでいるコーデリアをナンシーは半無理矢理引きずって、二人はJOXのクラブハウスに入って行った。
二人が中に入ると周りのモンスター達はコーデリアを見て騒つく。
すでに『超絶美人の新入生』だと噂になっているからだ。
しかし、ナンシーが先輩に会いに行って一人になったというのに、誰もコーデリアに話しかけようとしない。
高嶺の花過ぎて誰も話しかける勇気がないのだ。
「あ！卓球台置いてあるんだ！！」
緊張していたコーデリアだったが、卓球台を見つけて少し緊張がほぐれた。
「ねぇねぇ、誰か相手してくんない？」
コーデリアは卓球台に近づき、挑発するように周りを見渡す。
すると、一人のモンスターが卓球台に近づいてくる。
「俺が相手になってやる」
背が高くガタイもいい、恐ろしい風貌をした昆虫の様なモンスターだ。
更に腕は四本あり尚且つ長い。
どう見てもこの勝負はコーデリアが不利すぎる。
「おっ、いいねいいね〜！ノリいいね！！」
しかし、コーデリアはそんな状況に臆すことなく意気揚々と尻尾を伸ばして、そのモンスターに身長を合わせた。
二人は卓球台を挟んで向かい合い、審判を務めてくれるモンスターの掛け声と共に勝負が始まった。
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ペロンソ(プロフ) - アンズさん、ありがとうございます！！少し前の映画なので需要はあまりないかな？って思っていましたのでそう言っていただけて嬉しいです♡慌ただしい大学に通っていますので、可能な限り更新していきます！(*´꒳`*) (2022年8月7日 4時) (
レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - MUで夢小説書いてくださるの需要しかないです……！面白いので是非更新していただきたいです！(ㅅ˙ ˘ ˙ )♡ (2022年8月6日 0時) (レス) @page14 id: af5bfd0de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペロンソ | 作成日時：2021年11月6日 8時
