1.遠足 ページ2
『モンスターズ・インク』……人間の子供の悲鳴を集め、生活に必要なエネルギー源を供給しているモンスター界の大手だ。
そんなモンスターズ・インクに一台の黄色いスクールバスが到着した。
扉が開くとモンスターの子供達が一斉にバスから降りてくる。
「はい、みんな遠足のルールは覚えているわね？押さない、噛み付かない、そして火を吐かない……って、言ったばかりでしょう？」
とりあえず、引率でついてきたカレン先生は子供達に遠足のルールを確認させると、全員いるかどうか人数を数え始めた。
しかし、何度数えても二人足りないのだ。
「あら？二人いなんだけど、誰がいないの？」
コツコツと音が聞こえ振り返ると、まだバスの中にいた女の子が、閉じられたバスの扉を軽く叩いていた。
「あぁ、コーデリアね。早く降りてらっしゃい」
そう言ってバスの扉が開かれるとコーデリアの足元にもう一人モンスターがいることにカレン先生は気がついた。
「それから、マイク・ワゾウスキね……ごめんなさいね、気づかなかったの〜」
「気にしないで、落ちてたお金取ってただけだから」
マイクの言葉に耳を傾けようともせず、自分の言いたいことだけ言ってカレン先生は二人から離れていった。
「ココの尻尾のおかげだね、ありがとう！」
「そんなそんな〜、後でお菓子買って一緒に食べよ！」
「うん！」
そんなカレン先生の態度も気にせずに、二人は和気藹々としている。
この二人はいつも一緒にいるのだ。
元々マイクはクラスメイトから関心を持ってもらえてなかったが、決してコーデリアは邪険にされるようなタイプではない。
可愛らしい容姿だがモンスターらしいツノと爪、完璧と言っても過言ではないくらい容姿に関してはコーデリアは恵まれている。
このクラスの子達もコーデリアともっと仲良くしたいという子はいっぱいいる。
しかし、コーデリアがそれを望まないのだ。
「それじゃあみんな！二人一組でペアを作って！」
「マ〜イク！一緒に組も！」
「いいよ！」
こういう調子だ。
どちらかというと、コーデリアがマイクにベッタリなのだ。
それを快く思わない子もいたが、カレン先生としても、今までクラスメイトから相手にされなかったマイクを慕う友達が出来て喜ばしいので、二人の関係には何も言わなかった。
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ペロンソ(プロフ) - アンズさん、ありがとうございます！！少し前の映画なので需要はあまりないかな？って思っていましたのでそう言っていただけて嬉しいです♡慌ただしい大学に通っていますので、可能な限り更新していきます！(*´꒳`*) (2022年8月7日 4時) (
レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - MUで夢小説書いてくださるの需要しかないです……！面白いので是非更新していただきたいです！(ㅅ˙ ˘ ˙ )♡ (2022年8月6日 0時) (レス) @page14 id: af5bfd0de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペロンソ | 作成日時：2021年11月6日 8時
