我々だ22 ページ22
「「「「「「「はああああああああああああ！？」」」」」」」
今日一番の大声で1日が始まった
といっても、もう昼頃なのだが
トン「ちょ、もう一回言ってもらってええか…？」
「だから、さっきも言ったように学校を一週間程行ってないってこと、さっき思い出したんです」
鼓膜が破れそうだったので耳を塞ぐ
「そういえばなんか物足りないし、ちょっと違和感あるなあとか思ってたんですけど、まさか学校に行くのを忘れてたとは。アハハハハハ笑」
コネ「笑ってる場合ちゃうやろ！？どうすんねん！！一応高校生なんやろ！？進級できるんか？って言うか学校側から連絡きてへんのか？」
「一応って…多分きてると思いますよ。ただ、連絡先は家の方だし、父さん母さんの方にはいってないんでしょうね〜」
鬱「ど、どうするん？今から行く？」
「いや、もう昼ですし。明日から行きますよ」
グル「いや、だがしかし…」
「大丈夫ですって。私一応いい子ちゃんで通ってるんで、怒られませんよ」
ゾム「いい子ちゃん…？誰と勘違いしとるんや？」
「はいはい、そういうのいいんで、あ、ここからうちの高校までどれくらいですかね？」
シャオ「いや、危機感なっ！！」
それから、ここから学校までの距離をスマホで調べて、なんと前の家よりも遠い距離だという事が判明した
「……うーっわ、遠い。もう学校行かなくていいや」
コネ「そんなっちっぽけな理由で、行くの諦めるんか！？」
いや、無理無理だるいだるい
前の家は歩いて十分だったんだよ
二十分なんて遠すぎだバカやろー
オス「そんなこと言わずにさ、今のしょうもない人生をさらにしょうもなくしても、良い事ないよ？」
「なんかさらっと酷いこと言ってませんか？」
オスマンさんはなんのこと？みたいな顔をしやがった
「っていうか、ここからの道が複雑すぎるんです。それも加えてこちとら行く気が失せとるんですよ！」
フンスッと鼻をならすと、何とも言えぬ目線を送られた
「道が一直線だったら苦労しないのに…」
トン「ま、まあまあ。登校は俺らの誰かが一緒に行ってやるから。それなら迷わずに済むやろ？」
「それなら、まあ」
渋々ながら返事をした
コネ「そうと決まれば！！A誰と行くんや！！」
キラッキラの目で俺だ俺、俺にしろ！と言っているのがわかる
「はあ、仕方ないですね〜それじゃあ」
数十秒ほど考えた結果、私は
一番安心安全な、トントンさんにした
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：ナトゥーア | 作成日時：2018年4月8日 11時
