やさぐれの主役は我々だ！wrwrd (shp) (ページ20)

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我々だ20 ページ20

コネ「っっっだあああああぁぁぁ！！また負けてもうた！」

シャオ「お前が下手なだけやろww」

コネ「なんやと！？」

シャオ「お？やんのかド下手くそ」

トン「まあまあ、二人とも落ち着きーや、な？」

シャオ「うるせー豚、焼くぞ」

トン「………ん？」

トントンさんが満面の笑みでにっこりと微笑んだ

いや待て、よく見ると目が笑っていない
おい、なんで仲介役がキレるんだやめてくれ

「喧嘩はやめましょう、部屋が荒れる」

コネ「こいつが下手って言うから！」

シャオ「下手なんは事実やからなあ！」

「やめましょうよコネシマさん、

下手なんだから」

はあああああ！？

と、さっきよりも大きな声で叫ぶコネシマさん

うるせえうるせえ耳がちぎれる

「いや、めちゃくちゃうるさっ！？！？」

鬱「いやーシッマはこれよりもでっかい声で騒ぐ時あるで」

嘘だろ

今から約一時間前程

私はコネシマさん達とゲームをすることになった

しかも私の嫌な思い出を作ったあのゲーム

どうだったかと言うと

五人のチームを組んで敵を倒すことになり、一緒に協力した

敵はとても強く私もてこずった

他の皆も同じようにてこずり、ただの偶然なんだろうけどあの時と同じような状況になってしまった

けれど、ここで仕留めなければ多分もうチャンスは来ないだろう

意を決して、私は前へと進んだ

そして、みんなが到着する頃には敵のモンスターを倒していた

またやってしまったと思ったが

コネシマさん達はキラッキラの目をしながら

よっしゃああああああああああああ！！！

と喜んでくれた

すごく嬉しかった、と同時にどうせこの人達もと決めつけてしまった自分に反省した

嬉しさの余韻に浸っている中私は姿勢をなおし

「ありがとうございます。それとごめんなさい。
勝手に決めつけてしまって。すごく楽しかったです」

と謝罪した

ゾム「ええんやって。気にすんな」

コネ「しっかし、上手やなあA凄いわ～」

シャオ「ホントちょっとは見習え？な？」

コネ「お前は一番最初に初期地点に戻ったやろ！？」

シャオ「あーうるせーうるせー外野がうるせー」

「本当にありがとうございました。あの、それでもし、よろしければなんですが」

駄目かなと心の中で思いながら

「もっとゲームしませんか？」

コネ「ええに決まってるやろ！それにさっき約束したしな！」

本当心の底から、ここに来てよかったなと思った