我々だ14 ページ14
ゾムside
Aが「ごちそうさま」と言って部屋に戻ってしまった
なんだか寂しそうな顔をしていた
ゾム「A機嫌悪かったな…」
トン「…シッマのせいやな」
コネ「俺のせいなんか！？」
トン「当たり前やろ！今のは絶対機嫌悪くしたわ」
ゾム「何で機嫌悪くしたんやろうな？」
言っちゃアカンやつやったんやな…
シャオ「もしかしてあれちゃうん？マルチプレイ嫌いなんちゃうか？」
コネ「いまは都合が悪いから無理とかじゃなくてか？」
シャオ「アホか。都合が悪くてあんな風に機嫌悪くなるわけないやろ」
コネ「あぁ…そうか」
もしかして…
ゾム「ただ嫌いっていうわけじゃ無いんやないか？」
コネ「？？どういうことや？」
ゾム「例えば……トラウマがあって出来ない、とか？地雷みたいなもんやないんか？」
そうだったらやりたくないことに説明がつくし…
コネ「そうかー！そういうことか…なんか悪いことしたな…
俺一緒にやろうとか言うんやなかったな…」
でも、多分このままじゃダメやな
たとえトラウマがあったとしても、俺は、俺たちは一緒にゲームをしてみたいし
ゆっくりでいいから克服してほしいな…
ゾム「俺行ってくるわ」
コネ「どこに？」
ゾム「Aの部屋」
コネ「え！？いや、やめとけって！」
ゾム「このまま放っておいてもアカンやろ？俺だってAとゲームしてみたい」
コネ「俺だって一緒にゲームしたい…でも」
ゾム「安心しろって！…な？」
コネ「お…おん」
多分アイツは本当は一緒にやりたいと思うんや
ただ昔何かあっただけで、殻に閉じこもっちゃっただけやと思う
だから、まずはその殻を少しずつ壊していかなアカンな…
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：ナトゥーア | 作成日時：2018年4月8日 11時
