【d!】雇われ先は吸血鬼だらけ《番外編》

12パック目(未完まとめあるよ) ページ33

「さて、三日前になっためう！」
「そうだね！」

たのしみめう！とこれまた嬉しそうな声を上げる目の前の彼に私はお茶会に誘われた

「最近、出来てなかったからね。
俺のレッスンもあったけど、睡眠不足でフラフラやったし」

ピンッとデコを叩かれる。
優しい痛みだ、と思って頬を緩ませると反省してる〜？と懐疑の声。

「それよりも！私ひとらんくんにこの前血を吸われてさ……ひとらんくんの毒って何？」

そう、聞くとマンちゃんはえっ？と驚いた顔をした

「ええっ？らんらん吸ったん？知らんかった」
「聞くような事でもないんじゃないかな」

そう一言いって紅茶をすする。む、なんだこれ…

「じゃあ、これを機に吸われている人の名前教えてくれたら全員応えてあげる。」

「吸われていない人の方が少ないからそっちでもいい？」
「ええよ」

指折り数える、マンちゃんに、ロボロ、エミさん…かな

「えっとね、マンちゃんとエミさんとロボロ！」
「え？ロボロ吸ってたよ？」
「……えっ？」

どこからか遠くで『なんで知ってんねん！！！！！！！！！』って聞こえた気がする。えっ？本当に吸ってたの？？？いつ……！？

「じゃあ行くで、メモすんならしとき」

「え！うん！」

腰のポケットからトントンから『俺もう使わんからあげるわ』と貰ったメモ帳を取り出す、

「準備が良くてよろしい！ほんじゃいくで？

グルッペンが【触覚の鋭敏化】
トントンは【睡眠欲の膨張】これは薬化できてる
俺はまだやね！
コネシマが【言葉の規制】
シャオロンが【酩酊】で多量摂取はあかん。
ゾムが【感情の露出】
ちなみに変態ロボロは【盲目】
エミさんもまだやんな？
ほんでらんらんは【脱力】主に四肢に影響がでる
あ、鬱先生は【涙腺の崩壊】キモイな
ショッピくんが【聴覚の鋭敏化】
チーノが【虚言】
ペ神が【分析】でこれ俺この前精神年齢でた。やばいな。
兄さんが【催淫】

…………トントンの時にも言ったけどいくつか薬化出来てるんやで？
俺のもじつはできてるし、ただグルちゃんの同列は相性悪くて出来とらんのよ」

カリカリと以前エミさんに教えて貰った漢字を駆使してメモを埋めていく。
漢字ってかっこいいな……

「そういえばマンちゃんは【３大欲求】のやつでしょ？」

いつか教えてもらったことを思い出す。
確かにそう教えて貰ったはずだ

「さあ、どうやろな？」

かた、と空っぽになったカップを置いた

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