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「うわ、なんやこれ。」
「きったね。俺はプロやからもっと綺麗にやるね」
ごろり、と四肢と頭が見事に胴体とバイバイしたヒトだったものに目を向ける
「お前ら、人が急いできたってのに」
「そやぞ〜タバコも忘れ…………タバコ忘れた！？」
2人は、先達した2人から連絡を受けて急いで飛んできた。
「先生ただのアホやん。てか俺の周りで吸わんで。その匂い嫌いって言ってんやろ」
ぎゃあぎゃあと騒ぐ3人を後ろにグルッペンは1人でがさがさと小屋までの道を一直線に向かった
「おい！グルッペンもう行っとるぞ」
「先生がぐだるから」
「俺のせいなん！？」
ぎゃあぎゃあとまた騒ぐ、が、グルッペンが1歩立ち止まると3人はそれを直ぐにやめた。
〔……グルちゃん。これ、〕
〔ああ、ここからは私語厳禁だ。翼を出すことも許可する。音を出すな〕
「……ッ！？」
ジュウ、と肉が焼けるような音にグルッペンは急いで振り向く
そこには羽を伸ばそうとして怪我を負ったゾムがいた。
しかし、横のふたりは無事羽を伸ばすことに成功している
自分も出してみようか。
グンッと静かに伸ばす。痛みはなかった。
〔これ、魔術の素養か。〕
〔は？俺少し使えるだけなんやけど〕
〔多分呪文を覚えている＿＿＿＿記憶がトリガーなんだろう。
ゾムのみは地上からいけ〕
〔了解、単独で行く〕
音もなく、ゾムは早いスピードで前進する
流石暗殺部隊長といったところか。
〔…………先生、念のためにゾムのあとを追ってくれ。〕
〔あいさ、〕
〔俺とコネシマは裏に行く。少し遠回りするから速度をあげるぞ。
……ほい、これ持ってろ〕
グルッペンがひょい、とコネシマに緑の宝石を投げた
〔なんこれ〕
〔対魔法の効果を持つ特殊な石だ。
試作段階だが、まあ、ないよりはいいだろ〕
〔爆発とか、せんよな〕
〔……〕
〔おい、まて、まさかくられ先生が……〕
〔そろそろ行かないと挟撃出来ないゾ〕
〔うっそやろ〕
「……先生。」
ゾムが、結界から少し外れたところで先生に話しかけた。
「なんや」
「これ、持っててくれ」
少し立派な小さな箱を渡される
「……おまえ、」
「お前らみんなマーキングしとんのに。俺だけ出来てないの腹たってたんやよ」
「俺が死んだら、処分しといてくれ」
ああ、お前らしくない。
「任せとけ」
俺が命に代えてもまもってやんよ。
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アイス！ - ええ話やぁぁ、、、もしかして主さん神ですか！？ (2020年10月12日 21時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
根無し(プロフ) - サンプルさん» サンプル様コメントありがとうございます！最高の褒め言葉です！ (2019年6月10日 0時) (レス) id: 7ed1204e38 (このIDを非表示/違反報告)
サンプル - めちゃくちゃ泣けた(TωT)ｳﾙｳﾙ (2019年6月9日 20時) (レス) id: 37598dd4c5 (このIDを非表示/違反報告)
根無し(プロフ) - 理香さん» 理香様コメントありがとうございます！完結です〜！番外編もどうぞお楽しみください！ (2019年6月9日 18時) (レス) id: 7ed1204e38 (このIDを非表示/違反報告)
草が頭に生えてる人(プロフ) - 完結お疲れさまです！これから番外編も楽しく読ませていただきます！ (2019年6月9日 14時) (レス) id: 63555da9ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：根無し | 作成日時：2019年6月5日 23時
