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何時間か鍛えた俺は、まあ、良い感じに汗をかいて気持ち悪い。
『海青、俺帰るわ。』
海青「あ、まじっすか。俺も帰ろっかな。」
『…しょーがねぇなあ、今日だけだからな。』
海青「よっしゃ、ご馳走様でーす!!」
目で昼飯、と訴えてきたから先輩としては放っておけん。
お互いシャワー室に入って、着替えてジムを出れば健太と陣さん。
陣「おー、やましょーに海青やん。」
『お疲れ様です。』
海青「陣さんたちも今からお昼ご飯ですか?」
陣「おん。健太が奢ってくれってうるさいからなぁ。」
『あ、じゃあ、俺らもついでに。』
陣「しゃーないなあ!!今回だけやからな!」
なんて笑顔で応えてくれる先輩は最高だな、なんて笑う。
隣にいる健太は、スマホをいじって我関せずって感じ。
いや、お前も一緒に食べに行くんだよ。
『あ、そう言えば、よかったらこれ。』
陣「え、ええん?高かったやろ?」
『なんとなく買っちゃって、一人では無理なんで良かったら。』
海青「俺もちゃっかり貰いましたよ〜!」
陣「じゃあ、やましょーはコレでチャラやな。」
海青「いや、俺は?!」
陣「せやなあ、また今度なんか奢ってもらおかな。」
海青「いや、俺後輩!!」
なんて賑やかに前を歩く二人に付いていく俺と健太。
健太はやっと気付いたのか、俺も手元の紙袋に釘付け。
『いる?』
「うん、ちょーだい。」
『好きなん、選び。』
「ありがと。またなんかあげる。」
『気にすんなよ、同い年なんだから。』
「それとこれは関係ないじゃん。」
攻防を繰り広げてたら、まこっちゃんを引き連れて歩いてきた翔平。
慎「あ、お疲れ様です。」
『お疲れ、まこっちゃん。翔平の子守りなんて疲れたでしょ。』
翔平「ちょっと、やましょーさんっ!!!」
慎「そうなんすよ、ほんと疲れました。」
『じゃあ、甘いチョコレートはいかがかな?』
慎「え、まじっすか。」
『翔平のこと構ってくれてるから、お疲れ様ってことで。』
慎「…今年の誕プレ、期待しててください。」
『そんな凝らなくていいからね。』
まこっちゃんにあげれば、隣で期待してるバカ猿。
しょうがない、と思って、一番高かったチョコを取り出す。
『はい、虫歯になりますよーに。』
翔平「なんてこと言うんですか!!」
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pipi_kp(プロフ) - きぼうの続編が読んでみたいです! (2月21日 23時) (レス) id: eca7215187 (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - 劉さん» お話書いて頂き有難う御座いました (2022年10月16日 18時) (レス) id: 3c35439cb1 (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - Hamamuraさん» リクエストありがとうございました。ご満足いただければ幸いです。 (2022年10月13日 18時) (レス) id: 7b9522fddb (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております。リクエストになるんですが、いつまこの樹くん受けパターンが読んでみたいです。時間があるときで構いませんよろしければ是非お願い致します (2022年7月21日 9時) (レス) id: c35d1889f5 (このIDを非表示/違反報告)
かずき(プロフ) - りくカズありがとうございます!らぶらぶで二人とも可愛いです! (2022年5月21日 9時) (レス) @page20 id: 8398ff4bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:劉 | 作成日時:2021年12月12日 7時