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まこっちゃんはあの後壱馬と二人で分けて、二人とも俺にお返しを買って持ってきてれたらしい。
『早よ言うてくれたら壱馬の分もあげたんに。』
壱馬「いや、食ったら太るんで丁度良かったっす。」
『ほんまか？ちゃんとチートデイせんといけんからな。』
壱馬「はい。ホワイトデーと日頃の感謝なんで、良かったら使ってください。」
壱馬から渡されたのは、誰もが知ってるブランド物の香水と俺が欲しがってたゲームのカセット。
なんで知ってんだ、と突っ込みたくなるけど壱馬の情報網は舐めてはいけない。
人の話はよく聞いてるから本当に怖いったらありゃしない。
『ありがとうございます、壱馬さん。』
壱馬「いやいや、やめてくださいよ。」
『まこっちゃんもありがとうな。』
慎「こちらこそありがとうございました。」
『二人してわざわざこんなええもん…、もったいないわぁ。』
壱馬「んは、気にせんとってください。」
慎「そういえば、翔平さんからもらいました？」
『いや、まだじゃけど。』
慎「あの人、かなり気合い入ってるみたいなんで。」
ペコ、と頭を下げて離れて行ったかずまこ。
……え、あいつ気合い入れて何したいんだろ。
バカなんか？いや、疑うなよ。アイツがバカなんは前からじゃろ。
うわー、まじで？アイツにホワイトデー貰うのかよ…。
翔平「や、やましょーさん？」
『ぁ、あぁ、翔平。』
翔平「はいっ、バレンタインデーのお返しですっ！」
『あぁ、ありがとうな。』
小さいブランドのショッパーの中を覗けば小さな正方形の箱。
綺麗にラッピングされてるリボンを外して開けたら、ピアスがあった。
翔平「似合うかと思いまして…。」
『一人で買いに行けたんか？』
翔平「恥ずかしながら、彼女と一緒に行きましたぁ…。」
『…ふっ、だろうなぁ？』
翔平「だって、ブランドのお店って緊張するんですよ？！」
『はいはい、彼女さんにもよろしゅう言うといてくれ。』
翔平「はいっ、もちろんっ！」
今、俺は上手く笑顔を作れていただろうか。
早く俺から離れて行ってくれ、そうじゃないと頭がおかしくなる。
笑いながらどうにか耐え忍んでいると、腕を引っ張られて楽屋を出て少し離れた自販機の隣のソファに座らされる。
「何飲みたい？」
『…んー、カフェオレ。』
「ん。」
ガコン、と落ちたペットボトルを渡される。
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pipi_kp(プロフ) - きぼうの続編が読んでみたいです！ (2月21日 23時) (
レス) id: eca7215187 (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - 劉さん» お話書いて頂き有難う御座いました (2022年10月16日 18時) (レス) id: 3c35439cb1 (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - Hamamuraさん» リクエストありがとうございました。ご満足いただければ幸いです。 (2022年10月13日 18時) (レス) id: 7b9522fddb (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております。リクエストになるんですが、いつまこの樹くん受けパターンが読んでみたいです。時間があるときで構いませんよろしければ是非お願い致します (2022年7月21日 9時) (レス) id: c35d1889f5 (このIDを非表示/違反報告)
かずき(プロフ) - りくカズありがとうございます！らぶらぶで二人とも可愛いです！ (2022年5月21日 9時) (レス) @page20 id: 8398ff4bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：劉 | 作成日時：2021年12月12日 7時
