答え合わせ｜白濱 × 小森 ページ41
．卒業シリーズ��
『制服姿の亜嵐くんももう見納めっすねぇ。』
「そうだよ、いっぱい見といた方が良いんじゃない？」
『いや、どうせ置いておくんですよね？』
「学校に寄付する。」
『え！？まじっすか？！』
「まじまじ。弟、俺より賢いから違う学校だし。置いてても邪魔じゃん。」
嘘だろ、と言葉に出してなくてもわかるぐらい絶望のような顔をする隼。
俺も最初は残しておく予定だったけど、そういえばスーツ掛けるとこ無いじゃん、と思ってやめた。
お母さんも悲しんでたけど、就職だしスーツは大切にしたいからね。
『…じゃあ、もしかして…、制服姿の亜嵐くん見れるの、今日が最後っすか…。』
「あと、卒業式の日ね。」
『まじかぁ、めっちゃ亜嵐くんのこと舐めてました。』
「俺をなんだと思ってんだよ。」
『制服着てシたがる変態。』
「制服でヤったことねえだろ！」
『いーや、ありますから！制服姿の隼、剥がすの興奮するって盛ってましたよ。』
俺の真似をして嘘か本当かわからないことを言う隼。
俺の記憶には無いんだよなぁ。
制服シワになるし、制服汚れたらなんて言い訳していいか分かんないし。
「いつ頃の話よ。」
『俺ね、めっちゃ覚えてますよ！夏頃っす！暑いからシよって意味わかんねぇって。』
「えぇ、隼の妄想じゃないの？」
『俺のこと、そんな変態だと思ってるんですか！』
「うん。事実だろ。」
『うわー、最低な先輩だわー！』
指で俺を指して、結構な声の大きさで叫ぶから頭を叩く。
「てか、それが本当でも嘘でもいいけど、隼はそれにどう対応したの。」
『…そりゃ、ねぇ？そんなの聞く気は野暮ですよ〜。』
「はぐらかすんだ？へぇ、彼氏に隠し事ねぇ？」
『その顔、悪いっすよ…。』
「なら、教えてくれるよね？」
『いや…、それは…、ねぇ…？』
どんどん隼に迫って、壁に背中がついたら、その壁に手を付いて、所謂壁ドンをする。
隼が顔を背けるから、掴んで目線を合わせる。
「ほら、教えて？」
『…っ、』
「答えてくれないなら、…今から答え合わせしよっか。」
そう言って隼の手を引いて、俺のベットに押し倒す。
「今、誰もいないからゆーっくり答え合わせしようね？」
俺は隼のネクタイに手をかけた。
(fin.)
好きです、きっと｜岩田 × 藤原→←たらし先輩｜神谷 × 青山
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 382人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pipi_kp(プロフ) - きぼうの続編が読んでみたいです！ (2月21日 23時) (
レス) id: eca7215187 (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - 劉さん» お話書いて頂き有難う御座いました (2022年10月16日 18時) (レス) id: 3c35439cb1 (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - Hamamuraさん» リクエストありがとうございました。ご満足いただければ幸いです。 (2022年10月13日 18時) (レス) id: 7b9522fddb (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております。リクエストになるんですが、いつまこの樹くん受けパターンが読んでみたいです。時間があるときで構いませんよろしければ是非お願い致します (2022年7月21日 9時) (レス) id: c35d1889f5 (このIDを非表示/違反報告)
かずき(プロフ) - りくカズありがとうございます！らぶらぶで二人とも可愛いです！ (2022年5月21日 9時) (レス) @page20 id: 8398ff4bcf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：劉 | 作成日時：2021年12月12日 7時
