未経験勘違い嫉妬｜長谷川 × 藤原 ページ30
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容姿端麗、頭脳明晰、文武両道、才色兼備
学校では実に模範的な生徒で、先生からの推薦で生徒会長になったぐらいだ。
先生からの信頼も厚く、生徒からの人気も高い。
誰もが彼に弱点はない、と言う人が多いけど俺からしてみれば彼の弱点は俺だと思う。
俺は特別何か取り柄があるわけではないし、ドラマで言えば生徒5ぐらいだろう。
それだというのに、樹さんは俺のことが好きらしい。
『まこっちゃん、』
「俺はここにいますよ。」
昼休み、いつも通り三階の空き教室に向かって樹さんを膝の上に乗せて抱き締める。
頭を撫でてあげたり、キスしたり、樹さんが満足するまで俺はずっとこの行為を繰り返す。
樹さんも俺のことを強く抱きしめて俺の肩に顔を埋めたままの時間を過ごす。
『疲れた…。』
「お疲れ様です。よく頑張ってますね。」
予鈴のチャイムが鳴れば、名残惜しそうに俺から離れて行き何も言葉を交わさず教室に戻っていく。
俺は樹さんが教室に入ったのを確認してから自分の教室に戻るのが当たり前になっている。
そうじゃないと、なんだか落ち着かなくて、放課後に樹さんと会うまでソワソワしてしまう。
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5時間目、6時間目を卒なくこなし、HRが終わって俺以外の生徒が帰ったり部活に行ったりする中で、一人教室に残り、樹さんの連絡を待つ。
今日は生徒会の集まりがあるって言ってたから、イヤホンを耳に差して音楽を流す。
体は机に預けて、寝る体勢に入る。
目を閉じれば、最も簡単に夢の世界へと飛び立った。
ずっと手に持っていた携帯が震えて、焦って見れば待ってた樹さんからの連絡で、俺は机の隣にかけてた鞄を手に取って、下駄箱まで歩く。
“あのっ、長谷川くん、だよね…？”
「…はい、何か。」
“これっ、良かったら渡して欲しいの…。”
スリッパの色を見る限り、樹さんと同い年だ。
胸ぐらいの長さに少し茶色が混じった黒い髪。
女の子らしく前髪は巻かれている。
膝より少し上のスカートに涼しくなってきた季節にはもってこいのカーディガンを萌え袖にして着ている。
顔は少し赤く染まって、照れているように取れる。
先輩に渡された手紙には樹さんの名前が書かれている。
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pipi_kp(プロフ) - きぼうの続編が読んでみたいです！ (2月21日 23時) (
レス) id: eca7215187 (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - 劉さん» お話書いて頂き有難う御座いました (2022年10月16日 18時) (レス) id: 3c35439cb1 (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - Hamamuraさん» リクエストありがとうございました。ご満足いただければ幸いです。 (2022年10月13日 18時) (レス) id: 7b9522fddb (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております。リクエストになるんですが、いつまこの樹くん受けパターンが読んでみたいです。時間があるときで構いませんよろしければ是非お願い致します (2022年7月21日 9時) (レス) id: c35d1889f5 (このIDを非表示/違反報告)
かずき(プロフ) - りくカズありがとうございます！らぶらぶで二人とも可愛いです！ (2022年5月21日 9時) (レス) @page20 id: 8398ff4bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：劉 | 作成日時：2021年12月12日 7時
