＊ ページ18
．
飲み始めて、3時間ぐらい経った頃。
アルコールに強い俺はまだ大丈夫やけど、俺に合わせて飲んでた玲於さんはもう既に酔いきってる。
「玲於さん、お開きにしますか？」
『い〜や、まだまだ、！！』
「もうこれ以上飲んだら、明日に響きますよ？」
『あした、しごとねーもんっ。』
「やとしても、ね？もうやめましょ？」
『やだったらやだ、！！』
子どもみたいに拗ねだして、俺に甘えるように腕を絡めてきて頭を押し付けてくる。
好きな人との距離感がバグを起こしてるから、心臓の音がヤバイ。
玲於さんは無意識やろうから、今すぐ鎮めなあかんのに鎮まってくれへん。
『かずまの心臓、ばくばくいってる。』
「…飲み過ぎちゃいましたかね？」
『おれもね、どきどきしてるよ。』
俺より少し小さい手で手首を掴まれて、玲於さんの胸の中心に置かれる。
伝わってくる音は、俺と同じぐらい早く動いてる。
「やっぱ、玲於さん酔ってるんですよ。寝ましょ？」
『かずまも酔ってっから、ねるぞー。』
「ちょ、玲於さん…！」
バッと勢いよく立って、マットレスがおいてある部屋に連れて行かれる。
玲於さんが寝転んだら酔ってるとは思えない強い力で腕を引かれた。
思いっきり腕を引かれた俺は玲於さんの隣に倒れ込む。
「も〜、玲於さん…。」
『なあ、かずま。』
「はい、なんですか？」
俺のことをコアラみたいに抱きしめてくるから、少しアルコールが匂う吐息が耳をくすぐる。
『すき、かずま。』
「…へ、？」
『おれ、かずまのこと、すき。』
「…ほんまに言うてますか、？」
ふわふわした雰囲気で言われた一言が俺の心臓を撃ち抜いた。
へへっ、って悪戯っ子みたいに笑う玲於さんにまた夢中になってしまう。
『かずまはぁ、おれのこと、すき？』
「好きですよ、玲於さんのこと。」
そう言うと、玲於さんは満足気に笑い、顔を近づけて来て俺の唇に可愛い口付けをすると気を失ったかのように眠りについた。
こんなに俺を誘惑しといて、生殺しのまま寝るとか…。
ほんま玲於さんには負けてまうわ。
「大好きですよ、玲於さん。」
(fin.)
ーーーーーーーーーーーーーー
ずまれおでした。リクエスト待ってます。
@Lau___xxx
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デレデレになって｜青山 × 川村→←結婚するならこんな人｜川村 × 佐野
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pipi_kp(プロフ) - きぼうの続編が読んでみたいです！ (2月21日 23時) (
レス) id: eca7215187 (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - 劉さん» お話書いて頂き有難う御座いました (2022年10月16日 18時) (レス) id: 3c35439cb1 (このIDを非表示/違反報告)
劉(プロフ) - Hamamuraさん» リクエストありがとうございました。ご満足いただければ幸いです。 (2022年10月13日 18時) (レス) id: 7b9522fddb (このIDを非表示/違反報告)
Hamamura(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております。リクエストになるんですが、いつまこの樹くん受けパターンが読んでみたいです。時間があるときで構いませんよろしければ是非お願い致します (2022年7月21日 9時) (レス) id: c35d1889f5 (このIDを非表示/違反報告)
かずき(プロフ) - りくカズありがとうございます！らぶらぶで二人とも可愛いです！ (2022年5月21日 9時) (レス) @page20 id: 8398ff4bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：劉 | 作成日時：2021年12月12日 7時
