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　男はその様子を見届けるとそのロープを女の首から外し、先端で輪っかを作って浴室のタオル掛けにしっかりと括り付けた。
　そして先ほど息絶えたばかりの彼女の重たい身体を引っ張ってきて、その輪っかに彼女の首を通した。索状痕を確かめながらロープの位置を調整し、それが終わると浴室の扉をゆっくり、静かに閉じた。

「さて、新しい女でも探すかな」

　男の顔は清々しさに満ちていた。

愛は愛憎の愛−２→←１夜 ―愛は愛憎の愛―



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作者名：梟煌 | 作者ホームページ：Twitterには生息しています  
作成日時：2020年8月11日 19時

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