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月「うわ、ぶっさいくな顔。」
声がすると思ったら月島。
なんとなく会いたくない人。
わこは先生のとこ行ったからいいけどさ。
「元々こんな顔ですけど。」
月「はいはい。授業ないの?」
「うん、今日はないかな。」
月「帰らないわけ?」
「帰るけど...月島に関係ないでしょ。」
そういうと、
“ 君がずっとくらい顔してると空気まで暗くなるんだけど”
とあたしの頭をポンと叩く。
ドキドキ
そういうのやめて欲しい。
思わせぶりというか。本人はなんとも思ってないんだろうけどさ。
柄にもなくドキドキしている自分が嫌になる。
月「僕もさ、このあとなんもないんだけど....飯でもいく?」
「え?」
月島から誘われるとか。
今日なんかあるのではないか。。
思っていたことが顔にでていたようで。
月「たまには誘うくらいするから。嫌ならいいけど。」
「....いく。」
月「ん。」
月島はスマホを取り出して、
“どこがいい?” と調べ始める。
「月島、行きたいとこないの」
月「特に。君が行きたいとこに合わせる。」
「そっか。じゃ...近くのインドカレー屋さんは?」
月「いいよ。」
最近、大学近くのインドカレーが美味しいと聞いていた。
月島と一緒にいたら、食欲が出てきた。
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作者名:わらびもち | 作成日時:2019年12月1日 21時