1話 告白 ページ1
「…好きです!よかったら、付き合ってください!」
『えと、ごめん、俺はちゃんとした女の子が好きだから。』
そう目の前で呟く彼。
「…あ、そうですか…。」
『うん、あ、部活あるから行くね』
ガラッ
そして、彼は部活に行った。
あっけなく振られた私。
…は?“ちゃんとした女の子”って何?
「私も女の子だっつーの!!!」
ドガッ
やっば。
イライラしすぎて、誰かの机蹴っちゃった。←
渋々、机を戻す。
「そんなんだから、振られるんだよw」
いきなり、後ろから声がして、バッと振り返るとアイツがニタニタ笑って私を見ていた。
「ちょっ!見てたの?!天月くん!」
天月…と呼ばれた彼は私の幼馴染みの一人である。
天「まーね、ガッツリと見てた☆」
「みないでよ!変態!」
天「Aが告白した人って学年一のモテ男でしょ?」
「うん、そーだけど。」
天「そりゃあ、難しいわ。」
「何それどーいう意味」
天「学年一のモテ男と付き合うには、Aじゃダメなんだよ。…だって、男の娘だし。」
…は?!
男の娘だと?!
「いやいや!ちゃんとした女の子ですー!」
天「は?今までこの17年間のお前の言動見てきて、誰が「女の子」何て言えるんだよ。」
うっ…。
「い、言える…もん。」
天「座ってる時は足めっちゃ開いてるし、めっちゃ食うし、ハンカチ・ティッシュ持ってこないし、アレの時に必要なもの持ってきてないし。まだまだ、いっぱいあるけど。」
「そ、そんな事もあったねー、でも今は違うから!」
まふ「あれ、Aちゃーん?天月くん?」
突如私の耳にあの可愛い声。
可愛いボイス=カワボ
が、聞こえてきた。
「ま、まふくぅぅぅぅぅぅぅぅん!!!♡♡♡」
まふくんに抱きつく。
まふ「わっ//びっくりしたぁー」
A「まふくんまふくん♡今日も可愛いのう♡」
天「お前は、おっさんか←」
「おっさんだもーん!♡」
まふくんかわいい♡♡♡
まふくんを前にすると昔からこんな私だった←
そら「お、まふ。帰ら…ってまふがいない。←」
そこへ、そらるくんがきた。
「あらあら、そらるくん。まふくんが私に取られて嫉妬ですか?ニヤニヤ」
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作者名:翠々花 | 作成日時:2015年10月28日 19時