第10話 先輩のお悩み ページ10
tn「ロボロ、おたくの後輩ちゃん、めっちゃ囲まれてるで。」
会議後、トントンに野暮用があり会話していた最中に告げられ、Aちゃんの居る方を見ると俺ら以外のメンバーに囲まれているAちゃんが居た。
rb「何してるんやあいつらは…」
tn「助けたらんで大丈夫？」
rb「…ちょっと行ってくるわ。」
久々にできた後輩。しかも相当な美人さんの。Aちゃんは俺のやぞ。と言う気持ちを込めて、どんな文句を言ってやろうかと考えながらずかずかとメンバーの元へ行く。
rb「お前ら…」
ut「ロボロォ！お前許さへんからな！」
文句を言うつもりが言われてしまった。
rb「な、なんやねん急に」
sya「せやぞ、こんなええ子やのに…ロボロの後輩なんか勿体ないわ〜」
ut「Aちゃん、こんな小さい男じゃ頼りないやろ。俺に、乗り換えてもええんやで？」
kn「物理的になぁwww」
「えっと…あの……」
rb「はいはい、本人が困ってるので辞めましょうねー。後悪い事言うてた人は後で殺しまーす。」
あいつらと一緒におると何言われてるんかわかったもんじゃないので、すぐにAちゃんを引き戻す。
rb「大丈夫？」
「全然大丈夫です、皆さん、面白い方ばかりですね！」
何をどう見たらそう言う感想になるのだろうか。とりあえず危害はなかったようで、安心する。
zm「言うとくけど俺ら普通に喋ってただけやからな。」
rb「はいはい。Aちゃんに教えなあかんことあるから、先部屋戻るな。会議お疲れ。」
メンバーに一声かけて、そそくさと部屋を出る。
「あっロボロさん！…お疲れ様でした！改めてこれからよろしくお願いします！」
Aちゃんはメンバーにお辞儀をしてから追いかけてくる。律儀やね。
そんな姿を見ると何故かモヤモヤする。モヤモヤの原因を考えていると、不機嫌にとられられたのかAちゃんが心配そうに聞いてくるので、牽制するかのように違う話をした。
部屋に戻ってからもモヤモヤは消えず、結局その日はAちゃんと事務的な会話しかできなかった。
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作者名：ちろるん | 作成日時：2020年5月31日 12時
