ミキ亜生/君の濡れた肩 ページ6
シーアさんﾘｸ
「まじか…」
バイト終わり。
お疲れ様でした、と声をかけ帰ろうとすると、外は30m先が見えない程の大雨。
生憎折りたたみ傘しか持ち合わせはなく、強く風も吹いているこの道を歩けば、お気に入りの傘が壊れてしまいそうだ。
「しゃーない」
歩いて３分のコンビニまで走ろうと決意する。
構えた瞬間後ろから声が聞こえた。
後輩「Aさーんっ」
「あ…」
なんとなく好かれている気がしていた後輩が、ビニール傘片手に立っている。
後輩「今この雨の中走ろうとしました？ダメダメ。風邪引きますよ」
「や、大丈夫。あそこのコンビニまでだから」
後輩「尚更ですって。そこまでくらい送りますよ」
悪い子じゃないんだけど、好きな子じゃない。
嫌だ、この子しつこい。
「大丈夫だって！本当にいいから！」
少し大きな声を出したのに、ニヤニヤと私の腕を掴んだまま離さない。
嫌だ。
誰か。
亜生「お前、何してん」
後輩「あ、亜生さんじゃないすか。いや、Aさんがそこのコンビニまで走るとか言うんで送ろうと思って」
亜生「手離せ」
後輩「なんで亜生さんにそんなこと言われなきゃいけないんですか」
亜生「いいから早よ離せ。汚い手でAに触れんなボケナス。ほら、A行くで」
強く掴まれていたと思った後輩の手は突然現れた同期の亜生の手によってすんなり外れた。
その代わりに亜生は私の手を握った。
私が濡れないように傘を傾ける亜生の肩がぐっしょり濡れているのが、妙に愛おしかった。
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革ベルト
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さくら#39(プロフ) - シーアさん» ありがとうございます！稲田さんのリクエストを頂いたのが何分初めてで、稲田さんを書くのも久々で悩んだ結果の産物なのですが、お楽しみ頂けたなら何よりです！１２ものんびり更新していきますので是非ご覧ください(*^^*) (2018年8月20日 23時) (携帯から) (
レス) id: 41ac1d28f1 (このIDを非表示/違反報告)
シーア - アインシュタイン稲田さんの話の河井さんが本物の河井さんっぽくてリアリティがあってすごく好きです。特に驚いたにする「っっええええ」みたいな感じが出てて好きです。これからも応援してます。試験頑張ってください。 (2018年8月20日 22時) (レス) id: e248f4499b (このIDを非表示/違反報告)
さくら#39(プロフ) - まりぃさん» ありがとうございます！１２は現在制作中です。第一話書き上がり次第すぐにパスワード設定を解除しますのでご理解下さい。 (2018年8月14日 12時) (携帯から) (レス) id: 41ac1d28f1 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ファンです！！いつも見てます！！パスワードをぜひ…… (2018年8月14日 10時) (レス) id: 84029c2ba0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら#39(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます(T_T)あやめさんからはよくミキ亜生さんのリクエストを頂いていました！通知が来る度に今回はどんなお話にしようかと胸が弾んだものです。再開させて頂く際には、リクエストお待ちしています(*^^*) (2018年8月12日 23時) (携帯から) (レス) id: 41ac1d28f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら#39 | 作成日時：2018年4月19日 15時
