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吾輩はJKである ページ1

吾輩はJKである。名前は夏目漱石。いや、正確には『だった』。現在の名前は夏目金子。かつて日本文学に新風をもたらした私は今、どういうわけかJKとしてタピオカを啜っている。それにしても、現代は珍妙なものがとても多い。中でもとりわけ妙ちきりんなのはーーーー

「……何か私に用ですか、芥川さん、津島さん」

「いいえ先生、何も」
「芥川先生かっこいい」

こちらを熱心に見つめる黒髪の美少女と、彼女を熱心に見つめる茶髪の美少女である。

「私は教師ではありませんよ」

「鞄から六法全書とジャムが出てくる人が夏目先生以外にいるものですか。私は芥川、こっちは太宰くんです」

「やばい芥川先生に名前呼ばれた解釈違いすぎる死ぬ」

「……彼女屋上に走って行きましたが大丈夫ですか?」

「いつもあんななので大丈夫です」

「そうなのですか……。芥川くんの方は大丈夫ですか? 私の死後、その……」

「ぅゎ夏目先生に心配かけてしまった死んできます」

「あ、芥川くん!? ああ、今生ばかりは平凡に過ごしたかったのに……」

少しの覚書→



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作者名:山田 | 作成日時:2019年9月5日 2時

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