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「つっかれたー!!」


お互いびしょ濡れになったまま、君は砂浜に倒れ込み、俺はその隣に腰を下ろす。


君は楽しかったー!!なんて言いながら両手を高く、空の方へ掲げた。


「なんで空と海って青いんだろうねー。」

「いきなりなにさ。」

「んーん。あっはは!!なんで星って輝くんだろうねー。」


それからいくつかなんで?を繰り返した君。


俺は適当にそうだね。って相槌をうつ。


「なんで…………私なんだろうね?」


一瞬、反応が遅れた。


もっと言えば、言葉も、体も、全てが固まって動かなくなった。


「あの……さ……。」

「なーんてね!!」


何かを、言おうとした時、君はそれを遮って立ち上がった。


そして、もう一度海に入る。


今度は靴を片一方ずつ手に持ったまま。


「カルマー!!本当に!!本っ当にありがとうねー!!」


その場から手を大きく振る君。


俺は未だに動けないでいるから、軽く手を振り返すくらいしか出来なかった。


君が、何を思って今の言葉を言ったのか。


俺に知る術はない。


ただ、海辺を1人でゆっくりと歩く君は……。


誰かが手を握っておかないと……目を離した隙に、波に攫われるのではないかと思ってしまうくらいに……。








寂しそうだった。

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危機屋(プロフ) - HoneyWorksLove☆さん» コメントありがとうございます!まさか気付かれる方がいらっしゃるとは思いませんでした。お察しの通り、この作品は「君の膵臓を食べたい」と、もう一つある曲を参考に執筆させて頂きました!感動できるお話になれていたようで幸いです!ありがとうございました! (2017年7月11日 19時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)
HoneyWorksLove☆ - あの、もしかしてですが、(間違ってたらごめんなさい(>_<)「君の膵臓を食べたい」という本持ってますか?少し似てるなぁと思って。もし持って無ければ、是非読んで下さい!あと、映画もやるので是非見て下さい!めちゃ泣けます。あと、この話、とても感動しました! (2017年7月11日 18時) (レス) id: e8ad036fee (このIDを非表示/違反報告)
危機屋(プロフ) - じゅりあさん» 2度目のコメントとお褒めの言葉をありがとうございます。長いようで短い間だったような気がします。何事も挑戦ですよ。じゅりあさんも頑張って下さい! (2017年3月20日 8時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)
じゅりあ(プロフ) - ついに完結しましたね!本当にイイ物語でした!危機屋さんはすごいです!私もいつか小説書けたらなぁと思います! (2017年3月20日 7時) (レス) id: c09a3ec4e6 (このIDを非表示/違反報告)
危機屋(プロフ) - じゅりあさん» 初コメントありがとうございます。夢かと思ってしまいました。物語自体はもうすぐ終わりますが、逆に言えばまだもう少しあります。その間にもっと泣いていただけるよう頑張っていきたいです。本当にありがとうございます! (2017年3月14日 20時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:危機屋 | 作成日時:2017年3月3日 19時

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