3 ページ3
あれからしばらく経って、君の有利な状態が続いた。
「あっ……。」
そんな中、とあるマスで手を止める。
「……どうしたの?」
「え?あ、ううん。何でもないよ……。それより見てよ!!」
そう言われて、俺は君の止まってるマスを見る。
「結婚して、所帯を持つ……だって!!……一体どんな人と結婚したんだろうねーこの私は……。」
優しい人かな?それとも強い人?
なんて理想を口に出す君。
だけど、ふと何も言わなくなった。
「いいなぁ……私も……さ……。誰かと結婚して、幸せに……なってみたかったな……なんて。」
また、困ったような笑みを浮かべる。
明るく振舞おうとしているのが直ぐに分かった。
無理をしているのも……。
「?……カルマ?」
「何でもないよ。」
ごめんね。
俺は弱虫だからさ。
「待ってて。」も言えない。
「大人になったら、俺が必ず幸せにするから。」って、伝えられない。
ダサいな……俺……。
出た目の数だけ駒を進める。
君は遥かに先にいる。
31人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
危機屋(プロフ) - HoneyWorksLove☆さん» コメントありがとうございます!まさか気付かれる方がいらっしゃるとは思いませんでした。お察しの通り、この作品は「君の膵臓を食べたい」と、もう一つある曲を参考に執筆させて頂きました!感動できるお話になれていたようで幸いです!ありがとうございました! (2017年7月11日 19時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)
HoneyWorksLove☆ - あの、もしかしてですが、(間違ってたらごめんなさい(>_<)「君の膵臓を食べたい」という本持ってますか?少し似てるなぁと思って。もし持って無ければ、是非読んで下さい!あと、映画もやるので是非見て下さい!めちゃ泣けます。あと、この話、とても感動しました! (2017年7月11日 18時) (レス) id: e8ad036fee (このIDを非表示/違反報告)
危機屋(プロフ) - じゅりあさん» 2度目のコメントとお褒めの言葉をありがとうございます。長いようで短い間だったような気がします。何事も挑戦ですよ。じゅりあさんも頑張って下さい! (2017年3月20日 8時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)
じゅりあ(プロフ) - ついに完結しましたね!本当にイイ物語でした!危機屋さんはすごいです!私もいつか小説書けたらなぁと思います! (2017年3月20日 7時) (レス) id: c09a3ec4e6 (このIDを非表示/違反報告)
危機屋(プロフ) - じゅりあさん» 初コメントありがとうございます。夢かと思ってしまいました。物語自体はもうすぐ終わりますが、逆に言えばまだもう少しあります。その間にもっと泣いていただけるよう頑張っていきたいです。本当にありがとうございます! (2017年3月14日 20時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:危機屋 | 作成日時:2017年3月3日 19時