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「で、結局なんで付き合ってくれないの?」
「え、えー……とですねー……それは……。」
仲直り?してから10分位が経つが、さっきから君も、俺もこの調子だ。
「やっぱり俺のことなんて嫌い?」
「あぁぁぁ!!それは絶っ対違う!!」
「じゃあなにさ。」
君はいうか言うまいか、1人で頭を抱えながら悶々と考えた。
末に言うことに決めたようだ。
「だってさ……私は……遠くない将来、居なくなるんだもん……ずっとは……カルマの傍にいられない……。」
枕に顔を埋めて言う。
ちらりと見える耳は真っ赤だった。
「……そんなこと気にしてたわけ?」
「そんなこととはなんだ!?」
「……俺は別に気にしないよ。」
君の手にそっと、俺の手を重ねる。
君は肩を少しびくつかせて硬直する。
「遠くない将来いなくなってしまうなら、その最後の時まで一緒にいられればいい。俺はただ、傍で笑ってくれるなら満足だよ……。」
「……。本当に……それでいいの?」
「勿論に決まってるじゃん。」
この言葉を聞いて、君はそっか!!っていつものように明るく笑った。
「じゃああらためまして、よろしくお願いします!!」
「こちらこそよろしく。」
お互いの手を握りしめたまま、2人は笑った。
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危機屋(プロフ) - HoneyWorksLove☆さん» コメントありがとうございます!まさか気付かれる方がいらっしゃるとは思いませんでした。お察しの通り、この作品は「君の膵臓を食べたい」と、もう一つある曲を参考に執筆させて頂きました!感動できるお話になれていたようで幸いです!ありがとうございました! (2017年7月11日 19時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)
HoneyWorksLove☆ - あの、もしかしてですが、(間違ってたらごめんなさい(>_<)「君の膵臓を食べたい」という本持ってますか?少し似てるなぁと思って。もし持って無ければ、是非読んで下さい!あと、映画もやるので是非見て下さい!めちゃ泣けます。あと、この話、とても感動しました! (2017年7月11日 18時) (レス) id: e8ad036fee (このIDを非表示/違反報告)
危機屋(プロフ) - じゅりあさん» 2度目のコメントとお褒めの言葉をありがとうございます。長いようで短い間だったような気がします。何事も挑戦ですよ。じゅりあさんも頑張って下さい! (2017年3月20日 8時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)
じゅりあ(プロフ) - ついに完結しましたね!本当にイイ物語でした!危機屋さんはすごいです!私もいつか小説書けたらなぁと思います! (2017年3月20日 7時) (レス) id: c09a3ec4e6 (このIDを非表示/違反報告)
危機屋(プロフ) - じゅりあさん» 初コメントありがとうございます。夢かと思ってしまいました。物語自体はもうすぐ終わりますが、逆に言えばまだもう少しあります。その間にもっと泣いていただけるよう頑張っていきたいです。本当にありがとうございます! (2017年3月14日 20時) (レス) id: 3d72017146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:危機屋 | 作成日時:2017年3月3日 19時