6話 ページ7
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夏油が任務に出て早3日。
あいつがあれだけ渋っていた理由はわりと遠方の任務だったかららしい。戻ってくるのは4日後だと聞いた。
「なぁなぁ、傑、どんな風にお前に告ったの｣
今この場にいるのは、興味津々、といった感じで目を輝かせる五条と疲れきった私の2人。
いや地獄かよ。さっきまで夏油の地獄を味わったのに今度はコイツのターンだ。最悪である。
「やっぱ普通に、『好きなんだ、私と付き合ってくれないかな』、とか？」
「なんだその声真似、似てねぇぞ」
「うるせーよ。で、答えは？やっぱ王道な告白だったわけ？」
くそ、誤魔化しきれなかったか。
似てないと言われた時点で少しはショックを受けるかと思ったが、さすがは最強。スベってもへこたれないだけの精神力があるらしい。
「勿体ぶってねぇで教えろよ」なんてニヤニヤしてる五条にやけに腹が立つ。
なにが、「やっぱ王道な告白だったわけ？」だよ。
「…ATMにしてくれ」
「は？」
「だから、『ATMにしてくれ』って告白された」
「………………は？？」
邪道通り越して邪悪だろ。なんなんだよ。
ただでさえ大きい瞳をさらに見開いた五条は、「マジで言ってんの？」と尚も信じられないらしく確認を取ってくる。
私だって信じたくはねぇけど。
「マジだよ、あいつ頭おかしかったんだな」
「いや、……うん、なんか否定できねぇわ」
頭を抱えて「あいつマジかよ…」と蹲る最強を見る機会なんてそうそうないな。
無関係だったら思いっきり馬鹿にするところだが、生憎今回は私も五条と同じ気持ちである。
関係ないどころかあり過ぎて困ってるし。
「でもさ、傑が女にそこまで言うの、珍しいよ」
「あ？」
「だってアイツ、俺よりモテるし」
確かに、夏油はモテる。
任務先で助けた女性によく言い寄られていると聞いたことがあるし。
顔面国宝級の五条よりモテるという事実に最初は驚いたけれど、まぁ五条の性格考えたらそりゃまだ夏油のがマシだわな、という結論に至った。
つまり、夏油傑は女を選び放題なわけだ。
それなのに、選んだのは。
「傑はさ、お前に本気だよ」
慈愛に満ちた表情を浮かべた五条は、優しく親友を後押しする言葉を私に投げかける。
分かってるよ。夏油が、私を本気で想ってくれてるのは。
「……まぁ、ATMにしてくれって言うくらいだかんな」
「それはガチで戦犯」
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らぅ(プロフ) - 夢主イケメンすぎwww最高ですwww (8月8日 8時) (
レス) @page23 id: f9b0273b6d (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - お友達のイラストもよわよわな夏油もつよつよの主人公も大好きでしたありがとうございました (2022年3月8日 3時) (レス) @page24 id: 3c352c4c7a (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 夢主ちゃんすごいかっこよかった！！これは惚れちゃうね！私も惚れました！ありがとうございます！！ (2022年1月17日 3時) (レス) @page22 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
お茶ん(プロフ) - チョット待って夏油サイコーすぎるWWW 五条に絶対普通に告った後のアピール用に金持ちラブ情報与えたのに、告る時点でのATMはもうネタじゃんWWW わらび餅さんサイコーですWWW (2021年8月30日 22時) (レス) id: f8c5dcff4c (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅。(プロフ) - あいりさん» あいりさんありがとうございます〜！夏油が惚れるのもわかる！と思っていただけるようなキャラにしたかったので、好きになってもらえてとっても嬉しいです〜！読んでくださってありがとうございました！ (2021年7月22日 20時) (レス) id: b794bc2212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび餅。
| 作成日時：2021年3月6日 17時
