5話 ページ6
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「で？なんであのクズは教室の隅で丸まってるわけ？」
夏油傑を盛大に振ってから一夜明けた今日、私の眼前に広がるのは大爆笑してる五条と硝子、そして教室の隅で体育座りをする夏油の姿だった。
「す、ずくるっ、ぶははは！！お前なんで、ひーーーっ！！」
「図体デカいんだから丸まっても可愛くないって」
五条と硝子が追い打ちをかけるように笑っているけど、夏油は1ミリも動かない。
いや、何してんだよほんと。
「はー、なぁ、お前のせいだろ傑がこんなんなってんの」
目じりに浮かぶ涙を拭いながら、夏油から私に視線を移した五条は、それはそれは愉快極まりないという顔で見つめてくる。
私のせい、と言われればそうだけど。
「自業自得じゃね？」
「君のせいだよ」
私の言葉には反応するんかい。
恨めしそうに顔を上げ、「あそこまで拒絶することないだろ」と呪いを吐いてくる夏油に、もうどんな顔をすればいいのか分からない。呆れ以外にあるか、これ。
「Aが私と付き合ってくれるまで、任務には行かない」
「うーわ、超面倒くさい拗ね方してるよ。可愛くないんだって」
「傑マジでウケる、開き直りすぎじゃん」
硝子がうげぇ、と声を出しても、五条がまたツボに入っても今日の夏油は本当に折れる気がないらしい。
開き直りすぎだろ本当に。なんなんだよ。
話しかけるのが恥ずかしかったんだ、とか頬染めてた夏油くんは何処へ？？？
「ほら、早くどうにかしろよA」
「無理に決まってんだろ。お前親友なんだからどうにかしろよ」
「無理に決まってんだろ。お前にしかできないって」
なんでだよ、どうにかしろよ！！
隣の硝子に視線で訴えかけるも、ふるっと顔を横に振られて終わり。薄情者め。
まぁでも任務に行ってもらえないのは困る。特級術師というのはバグから生まれた貴重すぎる人材だ。私たち下級術師では祓えない任務を任せれているのだから、九十九先輩みたいにフラフラとされたらたまったもんじゃない。
仕方ない、よな。
「………真面目に任務行く人が私はタイプなんだけどな」
「すぐに片付けてくるよ」
一瞬で立ち上がった夏油と対になるように、五条と硝子が腹を抱えて倒れた。
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らぅ(プロフ) - 夢主イケメンすぎwww最高ですwww (8月8日 8時) (
レス) @page23 id: f9b0273b6d (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - お友達のイラストもよわよわな夏油もつよつよの主人公も大好きでしたありがとうございました (2022年3月8日 3時) (レス) @page24 id: 3c352c4c7a (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 夢主ちゃんすごいかっこよかった！！これは惚れちゃうね！私も惚れました！ありがとうございます！！ (2022年1月17日 3時) (レス) @page22 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
お茶ん(プロフ) - チョット待って夏油サイコーすぎるWWW 五条に絶対普通に告った後のアピール用に金持ちラブ情報与えたのに、告る時点でのATMはもうネタじゃんWWW わらび餅さんサイコーですWWW (2021年8月30日 22時) (レス) id: f8c5dcff4c (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅。(プロフ) - あいりさん» あいりさんありがとうございます〜！夏油が惚れるのもわかる！と思っていただけるようなキャラにしたかったので、好きになってもらえてとっても嬉しいです〜！読んでくださってありがとうございました！ (2021年7月22日 20時) (レス) id: b794bc2212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび餅。
| 作成日時：2021年3月6日 17時
