9話 ページ10
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「ただいま」
「おかえりー」
夏油が任務から無事戻ってきた。「なぁお土産早く出せよ」と夏油の肩にのしかかる五条と、それを「分かったから退いてくれ、渡せないだろ」と窘める夏油。全然興味なさげにタバコをふかす硝子に、その隣でボーッと最強コンビを見つめる私。
何も変わらない、日常。
でも、あの日夏油の電話を受けてからは不思議と少しだけ色が違って見えた。
何故だろう。夏油だけがいつもよりも、色付いて見える。
「A」
「、なんだよ」
ボーッと見つめてた夏油が不意にこちらを向いて、掛けられた声に少し驚いてしまった。
｢どうかしたかい？」と首を傾げる夏油に、慌ててかぶりを振る。
「これ、君に似合うと思って」
そんな言葉と共に差し出された彼の手に握られていたのは、紫色の石が嵌められたピアスだった。
「……なんだこれ、アメジスト？」
「へぇ、知ってるなんて意外だな」
「馬鹿にしてんのか殴んぞ」
「勘弁してくれ」
嵌められているこの天然石は予想通りアメジストらしい。
天然石というものにはそれぞれ役割があるという。パワーストーンという名を持つのだから、そりゃそうだろうけど。
アメジストは、なんだったっけか。
気品や高貴さを表す、というのは知っているが、詳しい内容は流石に覚えてない。
私が覚えてるパワーストーンは、ローズクォーツが恋愛成就の石だってことだけ。確かそう。これもあんま覚えてねぇけど。
ただ、気品に満ちた輝きを放つそれに触れるのはなんだか躊躇われて、私は黙ってそれを見つめることしかできなかった。
「うーわ、アクセサリーとかおっも。引くわー」
「ヒューッ、傑やるぅ！」
ケラケラと横槍を入れる硝子と五条。夏油は2人を軽く睨んで、私の手にピアスをのせる。
「このピアスにはね、私の使役した呪霊を込めてあるんだ。何かあったら君を守ってくれる｣
「え、呪霊？」
ピアスに呪霊、ってどういうこった。
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らぅ(プロフ) - 夢主イケメンすぎwww最高ですwww (8月8日 8時) (
レス) @page23 id: f9b0273b6d (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - お友達のイラストもよわよわな夏油もつよつよの主人公も大好きでしたありがとうございました (2022年3月8日 3時) (レス) @page24 id: 3c352c4c7a (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 夢主ちゃんすごいかっこよかった！！これは惚れちゃうね！私も惚れました！ありがとうございます！！ (2022年1月17日 3時) (レス) @page22 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
お茶ん(プロフ) - チョット待って夏油サイコーすぎるWWW 五条に絶対普通に告った後のアピール用に金持ちラブ情報与えたのに、告る時点でのATMはもうネタじゃんWWW わらび餅さんサイコーですWWW (2021年8月30日 22時) (レス) id: f8c5dcff4c (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅。(プロフ) - あいりさん» あいりさんありがとうございます〜！夏油が惚れるのもわかる！と思っていただけるようなキャラにしたかったので、好きになってもらえてとっても嬉しいです〜！読んでくださってありがとうございました！ (2021年7月22日 20時) (レス) id: b794bc2212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび餅。
| 作成日時：2021年3月6日 17時
