【鬼滅の刃】冨岡専用の隠ちゃん。【冨岡義勇】

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義勇side






Aが俺の屋敷から姿を消して3日経った今日。





「Aはここには来ていませんけど……」





俺は蝶屋敷に来ていて。





「おぉ、冨岡じゃねーの！なにお前、例の女の子に逃げられたのかよ」





「女子！冨岡にも相手が居たとは！よもやよもやだ！」





そこには何故か宇髄と煉獄が居た。





蝶屋敷が最後の希望だったのに、彼女はここにも居ない。





俺は振られたのか。





気の利いた言葉一つ言えない俺に愛想を尽かしたのかもしれない。





触れた時に、やはり俺では無理だと確信してしまったのかもしれない。





もう分からない。





Aがどうして何も言わずに俺の前から消えたのか。





何故あの時待っていると嘘をついたのか。





でもきっと、悪いのは俺だ。





性急に進めすぎたのだ。





彼女に甘えすぎた。





もっとゆっくり、彼女の心に寄り添って関係を進めていけば。





そうすれば恋人としてもっと。





「おいおい、派手に落ち込んでんじゃねえか。まーまた会えんだろ？」





「………分からない。もう会えないかもしれない。」





「冨岡さんが弱気なのは少し気味が悪いです。」





失礼な言い方だ。





俺はいつだって弱い。





もし、もしもう一度Aに会えたとしても、俺にはもう想いを伝える勇気なんて無い。





彼女に、拒絶されることが怖いのだ。





拒絶されるくらいなら、会わない方がマシかもしれない。





「冨岡さん、ちゃんと食事はとっていますか？また任務に支障が出ても困りますよ」





「ん？それに関しては隠がやってくれているのでは無いか！そうだろう、冨岡！」





「……煉獄さん。」





隠？





そういえば、Aは隠だったが。





胡蝶と宇髄がしまった、という顔をしている。





………まさか。





「専属の隠が居ただろう！確か3ヶ月と聞いていたが……あぁ！冨岡の相手はその専属の隠だったか！」

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