お館様 ページ15
Asid
あの探偵チームを助けた後、私は急いで家路を急いだ。
ヤバい…思い切り鬼狩るとこあの子達に見せちゃった…
しょうがないけど情報漏らされないか心配だな…
そんなことを考えながら走るとあっという間に家についた。
少し躊躇った後玄関の扉を開ける。その瞬間、
蜜「Aちゃーんおかえり!!」
といつも通りの明るい声で蜜璃ちゃんが笑顔で出迎えてくれる。
その姿に癒されつつ、私も同じように返した。
A「蜜璃ちゃんただいま、聞いてよー!!」
ほぼ泣きつくような姿勢で今までのことを全て話す。
すると蜜璃ちゃんは微かに曇った表情で、
蜜「それは困ったわね…やめてくれないかしらね、人の秘密を勝手に探るなんてキュンキュンしないわ!」
と言ってくれた。その姿に嬉しさを感じつつ、これからどうしようかと頭を巡らせていたその時。
悠「カァー!伝令、伝令!柱は明日早朝、産屋敷に集合せよ!!」
……え、この招集ってさ。
…まさか…?
嫌な予感がして思わず蜜璃ちゃんの方をばっと振り向く。
嫌な予感は見事命中した。
蜜「あ、えっと…ごめんなさい、探偵チームの子達のことお館様に言っちゃったの」
申し訳なさそうな蜜璃ちゃんすらも今私の視界には映らない。
冷や汗が首筋を伝っていく。
…怒られそう…
青ざめた私の顔を見た蜜璃ちゃんは今も一生懸命謝っている。
謝られたのは仕方ないし蜜璃ちゃんは私を心配してのことだから何も悪くない。
そう。…この中で1番悪いのは…
A「悠ッ‼」
と大声で叫ぶ。
蜜璃ちゃんは吃驚して
蜜「Aちゃん、とりあえず落ち着いて…?」
と言い、悠に至っては涼しい顔で
悠「伝令を伝えたダケだ!」
と言った。
その瞬間頭の何処がでブツッという音がした。
A「なーにが伝令伝えただけだ!そもそも悠が任務の伝令伝え遅れたのが悪いんでしょーが!」
この不毛な喧嘩は夜明けまで続いた。
…なんであんなに喧嘩したんだろうか…←今更
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真昼 - 更新待っていますからね (2022年3月31日 11時) (レス) @page21 id: 5f3ceddf6c (このIDを非表示/違反報告)
クリーパーの信者 - グクペンさん» ありがとうございます! (2021年6月1日 22時) (レス) id: 3dae4dcc53 (このIDを非表示/違反報告)
クリーパーの信者 - よしさん» こんにちは! (2021年6月1日 22時) (レス) id: 3dae4dcc53 (このIDを非表示/違反報告)
グクペン - 面白いです! (2021年4月11日 14時) (レス) id: fee010809d (このIDを非表示/違反報告)
よし - こんにちは。 (2021年1月13日 23時) (レス) id: 690e333624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリーパーの信者 | 作成日時:2020年6月20日 19時