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S side ページ28
駿佑side
この間のことがあってから初めてのレッスン。
会うのが気まずい。
と思っとったけど、
レッスンの時間になっても長尾は来んかった。
流｢謙杜なら、今日は来れへんって。
でも元気って言うとったで。｣
戻ってこれへんてことは、
悪化したんか？
心配や。
でも会いに行くなんてできひん。
あっても目も合わせられへんと思う。
恭｢みっちー。
これ見てや。
こないだな、電車で撮ってん。｣
そう言って見せられた流星くんと大吾くんの写真。
寄り添って寝る姿に思わず
｢恋人みたいでええなあ。｣
と言うた。
恭平は
恭｢やろ？｣
と自慢げに去っていく。
ええなあ。
大吾くんと流星くんは人前でもどうどう。
ダメや。
こんなことばっかり考えとったらあかん。
頭を冷やそうと廊下に出ると、
大吾くんが電話しとった。
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作者名：望月笑陽 | 作成日時：2019年2月3日 17時
