【月島蛍】身長差より心の距離。2 (ページ8)

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story 55 ページ8

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～放送～
続きまして借り物競争です。
該当する生徒は門まで集まってください。

月「...はぁ？今終わったばっかなんだｹﾄﾞ。」

土「どんまい！ツッキー！」

山「頑張れっツッキー！！」

月「....ﾁｯ。黙れ、2人とも。」

双葉ちゃんと山口くんはなんだか似てる。

あ、今すごく楽しい。

高校生活色々あったけど周りに恵まれて今に至る。

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(月島side)

月「...ﾀﾞﾙ。」

借り物競争。

僕がBOXから取り出した紙には、

〝好きな人〟と書かれている。

うわ、こーゆーの本当にあるんだ。

〝好きな人〟

僕はとっくに自覚している。

彼女、大坂さんとことが好きだ。

別にここで正直に行く必要もなくて山口とかでいいんだろうｹﾄﾞ、

なんか嘘をつきたくないという思いから彼女の元へいった。

「え？..月島くん、なんのお題なの？」

月「秘密。」

こんなの言うわけないデショ。

誰が作ったのか知らないけど...

僕はそのタイミングがきたら言うけどここで言うつもりはないよ。

僕が手を繋ぐと、

驚いように目を見開いて一緒に走る。

この手を繋いでいる瞬間。

柄にもなくﾄﾞｷﾄﾞｷしていた。

この手から伝わるんじゃないかってくらい。

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