【月島蛍】身長差より心の距離。2 (ページ7)

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(月島side)

僕らの出番は3走目。

まだ少し時間があるから体育座りをしてまつ。

山「ツッキーぃぃい！頑張ってぇぇぇ！」

土「Aちゃ～ん！！ふぁいとー！！」

応援席までわりと距離があるのに

2人の声は通るからこっちまで聞こえる。

月「...ﾁｯ。恥ずかしいからやめて欲しいよまったく。」

「月島くんでもちょっと嬉しそうにみえるよ。」

月「はぁ？これのどこが。」

「ご、ごめん...っ」

月「あ、いや別に。」

話しているうちに私たちの出番になり、

よーい、バンッという掛け声とピストルの音と共に

私たちは早歩き？し始める。

私と月島くんじゃ身長差があって凸凹コンビと言った感じ。

「あぁ...転びそう。みんな早いよ～～。」

月島くんは私をﾁﾗﾁﾗみながら、

歩幅を合わせてくれている。

こういう気を使ってくれる人がモテるんだろうなぁって思った。

月島くんと肩を組んでいるこの体勢。

いつもと違う月島くんを近くから見れているこの感じ。

なんだか新鮮。

というか、今までのことを振り返ると、

男の子とこうして二人三脚をしていること時点で、

環境が変わったんだなぁって思う。

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