【月島蛍】身長差より心の距離。

story 42 ページ43

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【柚】




大坂 A柚ー?今どこにいる?




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柚にLimeをしてみたけど、

既読がつく気配がしない。

どうしたんだろう。。。

すごく心配になる。何もないといいなぁ。。





「少し休憩しよう。。」




30分は走っていたかもしれない。

足が痛くなって疲れてしまったからベンチで休むことにした。

軽く息を整えてからまた探しに行こうと思ったら、



ﾎﾟﾂﾘﾎﾟﾂﾘ


雨が降ってきた。





「傘持ってきたはず。。。」




リュックサックの中を丁寧にみていく。

そうだった。

今朝快晴だったから持ってこなかったんだった。




少し濡れてしまった体をタオルでふいて、

屋根のある建物の中に入り雨宿りすることにした。




「なかなかやまないなぁ...柚探さないと行けないし。。」




仕方ないと覚悟を決めて私はできるだけ屋根の下を通るようにした。





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ｻﾞｰｻﾞｰ



雨も本降りになってきたころ。

私はずっと柚を探していた。



「ｸｼｭﾝっ.....寒い....」



びしょ濡れになってしまった。

せっかくの遠足だったのに。




______ﾋﾟｺﾝ



Limeだ。




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渚ちゃん



なぎA〜!連絡忘れてたけど、柚ちゃんお土産屋さんにいたわ〜(笑もしかしてまだ探してた?お土産みててAのLime気づいてなかったみたいよ?笑



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そっか。。

渚ちゃんきっと知っててそう言ったんだ。

中学から知っているのになんでわからなかったんだろう。。



Limeを確認すると、

数分前に柚から連絡がきていた。

気づかなかった私も私だと自然と涙がこぼれる。

目から流れる雫は雨と混ざって消えていく。。









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