私の/俺の彼氏彼女が残念すぎる【宮治】

残念1 ページ3

よろけてその胸に抱きとめられる。

見るとそこには宮治の顔。

ﾜｰｲｹﾒﾝ(笑)



治「俺この子と付き合ってるから」



…は？？？



女「…えっ」




目で必死に違いますアピールをするも、ものの見事にスルーされた。


治「そういうことやから」


じゃ。って言って女子をその場に置き去りにして歩き始める宮治。


もちろん私は腕を掴まれたまま。



「ちょっと待って！！！」


何も喋らずに歩く宮治の腕を解く。


治「？…あぁ、急に悪かったな。助かったわ、ありがとー」

「ありがとー、じゃないし！！急に知らん人
彼女って言うとか…」

治「俺もさっきの女に勝手に言われてんねん。前にも断ったのに、女ってしつこいなぁ」


なにその爆弾発言。あんたもあんただけど
さっきの女子も相当イカレちゃってる。

なんか同情するよ、うん。


これ以上関わってもいいことないし、宿題取りに行かなきゃだし。


治「学校戻るん？」

「明日までの宿題忘れたから取りに行こうかなって」

治「そーなんや。俺も教室にスマホ忘れたから取りに行く。名前なんて言うん？」

「…越谷A」

治「越谷さんか。俺は宮治、よろしく」

「よろしく…？」

治「ほな戻ろー、越谷さん」

「あ、はい」


なんで仲良くなってんだろ…。

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