114 ページ14
NJside
NJ「いい？A。そんなお酒を薦めるような、変な男についてっちゃ駄目だよ。」
思わずAの両手を、ぎゅっと掴んで自分の方へと身体を向かせる。
NJ「約束ね？」
子供に言い聞かせるように、目線の高さを合わせて顔を覗き込むと、驚いた顔で目をパチパチするA。
もう本当に、自分が見てないところで何かされるんじゃないかと、とても心配になる。
『あのっ…え？ハイ…約束します…？？』
本当にわかってるのかなあ…
なんか…Aって美味しいものに釣られて誘拐されそうな子供みたいなんだよなあ。
NJ「まあ、今日は俺がご馳走するし、最後まで責任もって家まで送り届けるから…楽しんで大丈夫だからね。」
『え？あ、ありがとうございます。フフッ…
前に私たくさんナムジュンのお世話したんで、今夜は私の介抱して下さいね？』
繋いだ手を上下に振り動かすAは、可笑しそうに笑っていた。
自分の行いを思い出して、恥ずかしくなり手を離した。
NJ「あ、うん、そうそう。任せて…」
情けなく目をそらす。
『よろしくお願いしますね？じゃあ、いただきますっ。』
丁度、運ばれてきたグラスを、ほわほわとした表情で手に取るA。
おかしい
自分もグラスを手に取り、乾杯と掲げて、いざ飲もうと口をつけようとした時…
コトンと
横から音がして
飲み干されたグラスがテーブルに置かれていた。
何が起こったんだ。
『次何にしようかなあ。』
NJ「嘘だろ。」
ホワイトルシアンが一瞬にして消えた。
Aって、俺の家でこんな飲み方してたか…？
.
どうしよう、ドキドキが止まらない。
そういうのじゃなくて…
Aの、飲むペースが尋常じゃないくらい早い。もう、何杯目か分からなくなってきた。
しかも、飲んでる本人はケロッとして、酔っ払っている感じもしない。
これがドキドキせずにいられようか…。
NJ「ちょっとA、大丈夫？一旦休憩しない？」
『あ、ごめんなさい…頼み過ぎましたよね？遠慮もせずに…』
シュンと肩を丸めて、申し訳なさそうに瞳を潤ませ見上げるAに、愛しさを感じ胸がドキドキと高鳴る。
NJ「いや、遠慮なんていらない…ただ、Aの身体が心配で。」
背中に手を回そうとした時、丁度俺の携帯が鳴った。
NJ「あぁ、電話だ。こんな時に…ちょっと待っててね？」
席を立ち、画面を確認する。
テヒョンア…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 759人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
wa os(プロフ) - カナタさん» マンネと爺……みんな連れていきたい…笑 (2021年7月19日 0時) (
レス) id: 0ff0c7c546 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - クリスマスに美男子３人引き連れてコスプレイベントって(笑)もの凄い強者(笑)会場が絶対にざわつく事間違いないです。あともうひとり身内にいる美男子も仲間に入りませんかね？(笑) (2021年7月18日 7時) (レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
wa os(プロフ) - meeeeeeさん» 謎メンでクリスマスにオタ活…面白くできたらいいなあ……がんばりますぅ！ (2021年7月18日 1時) (レス) id: 0ff0c7c546 (このIDを非表示/違反報告)
meeeeee(プロフ) - クリスマス4人で過ごすの面白すぎてめちゃくちゃ楽しみですし、一方その頃のナムさんとソクジンさんの様子も笑えそうで楽しみです。 (2021年7月17日 20時) (レス) id: 15824ff565 (このIDを非表示/違反報告)
wa os(プロフ) - Liliさん» 彼に寄り添う神は、破壊を司るものだから…本当に国ごと破壊しそう笑 (2021年7月17日 16時) (レス) id: 0ff0c7c546 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：wosa
| 作成日時：2021年6月19日 0時
