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8話 ページ8

モトキ「勉強?そんなことでいいの?」
貴「はい、お願いできますか?」

そう聞くとモトキさんは笑顔で
モトキ「勿論!あっ、でも勉強道具とかないね…」

シルク「じゃあ俺とダホで買って来るわ!」
そう言うとシルクさんはンダホさんを連れて病室を出た

モトキ「帰ってくるまでお話しよっか!」
モトキさんはパイプ椅子をふたつ持ってベッドの横に並べた

はいどーぞ、なんて言いながら私をベッドに座るよう諭す
モトキ「Aちゃんはいつも何してるの?」

貴「特に何も…お散歩したりとかそういうのも許されてはいるのですが…外出することも無くここで過ごしていますよ」

お散歩だってしつくしても詰まらないから
本を読んでたりするから

モトキ「へぇ〜YouTubeとかは?見ないの?」
ゆ、ゆーちゅーぶ?

貴「何ですか?それ…」
モトキ「あっ、知らないのか…うーん…動画を見たりするアプリだよ」

動画…
他人があげているものを見るということなのかな

マサイ「俺らもそこに投稿してるんだぜ!YouTuberって言うんだけどさ」
貴「どんな事をするんですか?」

2人は少し考えて
モトキ「自分の好きなことだよ!やりたい事をそのままやるんだ」

あぁ、だから…
だからこの人達はこんなにも楽しそうなんだ

思ったことを思ったままに
マサイ「パソコンあるけど見る?」

彼の言葉に頷くとパソコンを起動させてアプリを立ち上げた
赤の四角に白の三角

再生マークと言われるもの
マサイ「どれがいいと思う?」

モトキ「テキトーでいいんじゃない?これとか?」
モトキさんがカーソルを合わせクリックする

出ていたのはモトキさん、シルクさん、お隣の彼
ハッカ油とサウナを使った動画だった

プロの漫才師のような掛け合いは見ていて楽しかった
貴「ふふっ」

マサイ「…っ!小日向さん今笑った…!」
驚いた様子でそういった

貴「笑って…ましたか?」
気が付かなかった

今まで楽しいことなんてひとつもなかったから
笑うなんてできなかった

モトキ「笑ってた方が可愛いよ?ていうかタメ口でいいからさ!」
貴「…うんっ!」

モトキさんの前では笑えるかもしれない
少しだけ…お兄ちゃんと似ているからかな?

シルク「ただいま!買ってきたぜ〜」
元気な声と共にシルクさんとンダホさんが帰ってきた

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設定タグ:Fischer's , マサイ   
作品ジャンル:恋愛
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りん(プロフ) - とても感動しました。本当に素敵な作品でした、これからも応援しています! (2021年7月19日 12時) (レス) id: 455f01eeaa (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - みかんさん» 分かりました!わざわざコメントありがとうございます! (2020年11月9日 22時) (レス) id: 271830f170 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - これも残して欲しいです! (2020年11月8日 21時) (レス) id: f236b70c3f (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - @さん» ありがとうございます!違う作品も読んだらぜひコメントください! (2019年9月23日 9時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
@ - とても感動しました!!こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました。違う作品も見てみたいです!! (2019年9月22日 22時) (レス) id: 298780871c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鳴海 帆南 | 作成日時:2019年6月6日 16時

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