それはまだ、未定。 (ページ6)

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樹『おつかれ〜』

「あ、樹くんお疲れ様」

ジ『お疲れ様です！
お先に…』

樹『あー、ジェシー待って！』

ジ『へ？』

突然樹くんがジェシーくんを引き止め、

『あれ、』

と指さす先には
ゆるふわ系の美女。

樹『ジェシーくんいますか？って。
お前あんな可愛い彼女いたの？！』

ジ『…あはは、まぁ。
あざます、お疲れさまです、』

何故か浮かない表情のジェシーくんは、
小走りで美女の元へ向かった。

「あんな可愛い彼女いたんだね」

樹『複雑？(笑)』

「いや、あいつのプライベートなんて興味ないし」

樹『Aって本当に強がりだよな(笑)
んまぁ、今んところは飼い犬が他人にしっぽ振ってるのを見て複雑ってとこか』

「それは…あるかも…
いや、撤回」

樹『でもあいつ、あんま嬉しそうじゃなかったな』

「樹くんも気付いた？」

樹『普通あんな可愛い彼女来たらニッコニコのウッハウハで走ってくけどな』

「樹くんてそういうタイプなんだ…」

樹『ばっ！俺じゃねーよ！
しかも俺は特定作らない主義だし。
なんせ、この会社唯一の爆モt』

『Aちゃん、ちょっと』

「北斗くん、どしたの？」

樹『だぁかぁらぁ！！
北斗は現れるタイミングな？！！』

突然北斗くんに呼ばれ、

外のベンチへ向かった。