STORY 9-1 ページ31
【男主side】
俺達、学生にとって「学校」とは、／知／識／を蓄える場、仲間作りをする場、ルールを身に付ける場、その他にもたくさん学ぶ事が出来る場所。
そんな場所ではやはり、「やる気」が重要な鍵となってくる。
「やる気」がある者はたくさん学び、脳に蓄え、ぐんぐん成長していく。
逆に、「やる気」が無い者は、何も吸収せずに下落していく。
では、その「やる気」を左右する物はなんだろうか。
そう、それは学生達にとって、とても大切な事。
学生達にとってとても大切な事、それは────
相澤「席替えをする」
『キタキタキタァーッ！！俺、梅雨ちゃんの隣！』
相澤の一言で始まった、席替え。
そう、学生達の「やる気」を左右するものは、席替えだった。
相澤のその一言を聞いた瞬間、バァンッ！と机を勢い良く叩いた俺は、椅子を引いて立ち上がる。
瞳の奥をキラキラと輝かせながらそう声を上げれば、相澤はその長い前髪の間から冷たい目線を送った。
相澤「大人しくしろ、棗」
『梅雨ちゃんの隣にする！』
相澤「静かにしろ」
『梅雨ちゃんの隣、予約しましたァー！』
相澤「静かにしろと言って…」
『引越し始めまーす！』
担任の声を無視し、机を持ち上げた俺は、廊下側に座る蛙吹梅雨の元に運び始めた。
相変わらず蛙吹梅雨大好き人間の俺に対し、梅雨は机の上に頬杖をつき、瞼を半分伏せて言う。
梅雨「予約なんて受付けてないけど」
『えええーッ！？梅雨ちゃんノリ悪くねえ！？』
梅雨「出来れば隣は大人しい人が良いわね」
『俺、大人しいよ』
梅雨「頭大丈夫？」
冷たい目線を向ける梅雨に肩を落とした────その時。
ガタンッ！
教室の後ろ側で大きな物音がすると共に、床に机がひとつ倒れた。
教室にいた生徒達は、その大きな音に反応をするように顔を向けた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 288人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
