STORY 8-4 ページ25
【男主side】
死柄木《毎日毎日言ってるよな。オールマイトの情報を得て来いと》
『…ごめんなさい』
死柄木《なんのためにお前をわざわざ雄英に行かせたと思ってんだ…！！役立たずは死ね！！》
『……すいません、弔さん』
プツン、と通話が切れ、スマホからはツーツーと電子音が鳴り響く。
耳に当てていたスマホが手から床へ落ちると同時に、俺の体からも力が抜け、その場にしゃがみ込んだ。
どうして、俺はこんな事をしているのだろう。
どうして、俺はこんなにも死柄木に従わなければいけないのだろう。
死柄木から言われた「役立たず」の言葉が俺の頭の中を駆け巡る。
俺は、ヒーローにはなれない。
その時点で、役立たずなのに。
ヴィラン連合の中にいても、俺は役立たずだと言われてしまった。
悔しい。
生きる意味を失ってしまいそうになる。
悔しさと悲しみで、目の奥がツンと熱くなる。
俺は、どうしたら良い？
誰にも必要とされない存在なのか？
目尻に溜まる涙を腕でゴシゴシと拭っても、一度受けた言葉のトゲは、なかなか心から抜けない。
逆に、どんどん心の奥底にトゲが入り込んでくる。
誰でも良い。
俺は、誰かに必要とされたい。
ヒーローは多くの人間から必要とされている。
俺もヒーローのように、誰かに必要とされたいのに。
『……俺じゃ、ダメなのかよ…』
そう呟きながら唇をぷるぷると震わせていれば
「あ？何がダメって？」
目の前から低い声がする。
俯いていた顔を上げれば、目の前にいたのは、制服のポケットに両手を入れている────爆豪が立っていた。
爆豪は俺の顔を見ると、驚いたように目を見開かせた。
爆豪「おま、…なに泣いて…」
し、しまった！！！！
悔しすぎて、涙を溜めた顔を見られてしまった！
絶対にバカにされる…！！
『こ…これは違ええええ！！！腹が減って目ん玉からヨダレが出てきたんだッ！！』
爆豪「は？何言ってんだテメェ。ついに頭イカれたか」
クソ…！！
爆豪にはノリが通用しないんだった…！
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
